こんにちは!20年以上スノーボードを続けている、元イントラのらくスノです。
せっかくの楽しいスノーボードも、大切なボードを盗まれてしまっては台無しですよね。そこで今回は、大切なギアを守るために3種類のワイヤーロックを実際に購入し、その強度を検証する実験を行いました!

- ワイヤーロック型(細いタイプ):工具すら使わず、手だけの力で簡単に破壊できるため防犯性は低いです。
- コンパクトワイヤーケーブル型:軽量で強度も非常に高く、ポケットに入れても邪魔にならないため持ち運びに最も便利です。
- ワイヤーケーブル強化型:頑丈で容易に破壊される心配はありませんが、重くてかさばるため携行には不便というデメリットがあります。
今回の実験の結果、写真中央にあるコンパクトワイヤーケーブル型が「軽さ」と「強さ」を両立した最強のロックだと分かりました。
スノーボードの盗難対策としてこれから新しく購入するなら、間違いなくこのコンパクトワイヤーケーブル型をおすすめします!
ワイヤーロックは付けるべき?→抑止力になるので付けたほうがいい
スキー・スノボ板の盗難対策してますか?
— らくスノ@スノボブログやってる人 (@rakusnowkousiki) August 21, 2024
毎度アンケートご協力いただきありがとうございます!
現在ワイヤーロックに関する記事を書いているので、ご協力いただければ幸いです🙏
「そもそもワイヤーロックはつけるべき?」という質問に関して、私は必ずYESと答えます。
時々X(旧Twitter)などで「ワイヤーロックは切られたら意味がない」「ビンディングを外されたら終わり」といった不要論を見かけることがあります。しかし、鍵をかける最大の目的は盗難の抑止力にすることです。
ワイヤーロックには、以下のような多くのメリットがあります。
- 盗むまでに手間と時間がかかる
- 工具がないと盗めない状態を作れる
- 万が一盗まれた際、警察が確実に被害届を受理してくれる
- 犯人に「間違えて持っていった」という言い訳をさせない
実際、私がXで行ったアンケートでも、397人中約7割の方が「ワイヤーロックをしている」と回答していました。たった1,000円前後のアイテムで数万円から十数万円する大切なボードを守れると考えれば、これほど安い投資はありません。
ここからは、実際に私がおすすめするワイヤーロックについて詳しくお話しします。
おすすめのワイヤーロックはコンパクトワイヤーケーブル型

検証結果をまとめると、その中で一番のおすすめはコンパクトワイヤーケーブル型です。
こちらは本体が金属で作られているため、リール型のように手で引っ張ったくらいでは絶対に壊れません。(※リール型の検証詳細は後述します)
また、ケーブル自体もしっかりとした太さがあるため、手のひらサイズのニッパー程度では簡単に切断できないだけの強度を持っています。これだけの強度がありながら、軽量・コンパクトなので滑走中にポケットへ入れていても邪魔になりにくいのが嬉しいポイントです。
さらに、ビンディングに取り付けてリーシュコード代わりに使ってもまったく問題ありません。普段からビンディングに付けっぱなしにしておけば、スキー場に持っていくのを忘れる心配がないという点も、実際に使ってみて本当に良かったメリットでした。スキー場での盗難防止を目的とするならば、最低限このくらいの強度は絶対に欲しいところです。
はっきり言って、手で引っ張るだけで簡単に壊れてしまうようなワイヤーロック型は、防犯の抑止力にすらなっていないと感じます。だからこそ、スキーやスノーボードのゲレンデにおいては、コンパクトワイヤーケーブル型が一番使いやすくて最適です。
コンパクトワイヤーケーブル型のデメリットは巻き付けづらいこと

あえてデメリットを挙げるなら、ケーブルがコイル状(螺旋状)になっているため、支柱などに少し巻き付けづらいという点があります。
また、リール型のように自由に長さを調整できないため、購入したサイズによっては「友達の板と一緒に2枚まとめてロックする」といった使い方が難しいかもしれません。
ワイヤー・ケーブル強化型は強度は高いが持ち運びが不便

ワイヤーケーブル強化型の最大のメリットは、圧倒的な強度です。実際、Xのアンケートでもこのタイプを使っている方が多く見られましたが、やはりネックになるのは持ち運びに不便な点です。
滑走中はウェアのポケットに入れておくしかないのですが、かなりポケットがもっさりして重さを感じるため、ここは好みが大きく分かれそうです。
ただ、見た目からして簡単に切れそうにないことが一目で伝わるため、盗難への抑止力は最も期待できるロックだと言えます。
そのため、たとえば「普段からリュックを背負って滑るから、重量やポケットのもっさり感はまったく気にならない」という方には非常におすすめできるロックです。
ワイヤーケーブル強化型は持ち運びが不便

主に自転車などで使われるケーブル強化型は、確かにここまで太くなると容易に切断することはできません。
ただし、小さく収納できないうえに本体が重いため、スノーボードでの持ち運びにはかなり不便だと言えます。
ワイヤーロック(リール型)は引っ張ると簡単に壊れた

最後に、通常のワイヤーロック(リール型)の強度実験を行いました。
結論から申し上げると、このリール型のワイヤーロックは防犯対策としてまったく意味がありません。
スノーボーダーの間でよく「強く引っ張ったら壊れた」という噂を耳にしますが、実際にケーブルを掴んで思い切り引っ張ってみたところ、本体のプラスチック部分が簡単にバキッと壊れました。
破壊にかかった時間は、わずか2〜3秒です。
それほど強い力を込めたわけでもないのに簡単に壊れてしまったため、おそらく女性の力でも簡単に外せます。
これでは工具すら必要ないため、やろうと思えば誰でもその場で簡単に盗めてしまうレベルの脆さだと感じました。
ケーブルは簡単に切れない

見た目はケーブルも細いので「簡単に切れそうだな…」と思っていましたが、実験してみると意外にも強度は高かったです。
少なくとも、手のひらサイズのニッパーで断線することは難しいレベルの頑丈さを持っています。
ワイヤーロックだけでは不十分…複数の防犯対策を実行する

スキーやスノーボードとは比べ物にならないくらいの防犯対策をしている高級車でさえ、簡単に盗難される時代です。
いくら強度の高いワイヤーロックを使用しても、ホームセンターに売っている硬鋼線カッターを使えば簡単に切ることができます。
やろうと思えば素人の私でも実行できますから、ワイヤーケーブルのみでスキー・スノボの盗難を完全に防ぐことは不可能です。
だからこそ、大事なことは複数の防犯対策を組み合わせて実施することです。
- 見える位置に置く
- リフトでしかアクセスできない場所に置く
- レストランに入る時は車の中に載せる
- 最低限の対策としてワイヤーロックをする
- 自分の板だと分かるようにシールを貼る
- 抑止力のために防犯シールを貼る
- 万が一のために製造番号を控えておく
- 事前に盗難保険に入る
- 火災保険や自動車保険の携行品特約に加入していないか調べる
大切なギアを盗まれてから後悔しても遅いです。複数の対策を徹底して、楽しいスノーボードライフを守りましょう!
詳しくは以下の記事を参照ください。
→スキー場で板を盗まれた…盗難被害が増えている理由と防止対策とは
スノボにGPS付けられないの?→エアタグで実験してみた

「スノボの盗難問題って、GPSを付ければ解決するんじゃない?」
結論から申し上げると、現状スノーボードに直接埋め込んだり貼り付けたりできるような実用的なGPSは存在しません。
ただし、GPSに代わる有効な技術は存在します。それがスマートタグ(紛失防止タグ)です。
しかし、このスマートタグはGPSと比べて機能面での制約が多いのも事実です。スマートタグの代表格であるアップルの「AirTag(エアタグ)」を、実際にスキー場で使って検証してみました。
→スノボ盗難対策の救世主!?エアタグがGPS代わりになるかスキー場で実験してみた
まとめ

今回の実験で分かったことを改めてまとめると、以下の通りです。
- ワイヤーロック型(リール式):工具不要。手だけの力で簡単に破壊できる
- コンパクトワイヤーケーブル型:強度が高く、軽量コンパクトで持ち運びにも便利
- ワイヤーケーブル強化型:容易には破壊できないが、重くて携行には不便
引っ張るだけで壊れてしまうリール型のワイヤーロックは、付けていないよりはマシなものの、防犯の抑止力としてはあまり意味を成しません。
そのため、まずは最低限の抑止力を期待するのであれば、コンパクトワイヤーケーブル型、もしくはワイヤーケーブル強化型を選ぶのがおすすめです。これらを使用していれば、少なくとも道具を持たない突発的な犯行(場当たり的な盗難)を防ぐことができます。
とはいえ、最初にお話しした通り、悪質な窃盗犯が硬鋼線カッターなどの本格的な工具を使えば、素人でも簡単に切断できてしまうのが現実です。
ご自身の wrote ボードを本気で守るためには、「ケーブルロックだけでは不十分である」という事実をしっかりと理解し、複数の防犯対策を組み合わせるようにしましょう。






























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