こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。
「防水スプレーってつけたほうがいいの?」なんて疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論から言えば、防水スプレーは水を弾く以外に汚れの付着を防ぐ効果もあるので、新品ウェアでもつけたほうがいいです。
とはいえ、
- 防水スプレーの効果ってどのくらい継続するの?
- より効果の高い防水スプレーのつけ方は?
- スキー・スノボにおすすめの防水スプレーは?
…等、疑問に思うことも多いと思います。
今回はスキー・スノボウェアに防水スプレーをする意味や効果的で長持ちするつけ方についてお話したいと思います。
この記事を最後まで読めば、長時間滑っても濡れず快適に過ごすことができますよ!
※当コンテンツは独自の評価基準を元におすすめギアをピックアップしてます。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。
目次
そもそも防水スプレーは必要?→汚れを防ぐ効果もあるのでつけよう!
まず、防水スプレーの効果が分かりやすいように、スノボブーツで実験してみました。効果の差は歴然ですよね。
冒頭でもお話した通り、防水スプレーには撥水はもちろん、汚れの付着を防ぐ効果があります。
「ゲレンデで汚れは付着しないでしょ?」と思われるかもしれませんが、リフトの油、土、ホコリ…ウェアが汚れる要素はたくさんあります。
汚れは防水機能の低下のほか、ウェアの生地自体を傷めてしまいますからね。結果的に防水スプレーをしたほうがウェアが長持ちするというわけです。
筆者も上下12万円のノースフェイスのウェアを着てますが、定期的に防水スプレーをつけてます。
効果的で長持ちする防水スプレーのやり方3つの手順
防水スプレーは以下のように散布すると、より高い効果を得ることができます。
- スキー・スノボウェアは防水スプレーをする前に洗濯する
- ウェアにはフッ素スプレーがマスト
- フッ素スプレーは使用する20分前までに済ませる。効果は約2週間
次項から順番に説明します。
スキー・スノボウェアは防水スプレーをする前に洗濯する
汚れやホコリの上から防水スプレーをつけても意味がないことは、誰でも理解できますよね。
一見きれいでもホコリなど目に見えない汚れが付着しているので、そのままスプレーしても高い防水効果を得ることはできません。
まずは防水スプレー前に洗濯することをおすすめします。
それに洗濯orクリーニングして繊維を整えると、それだけで撥水効果が復活します。
スキー・スノボウェアの洗濯方法については下記の記事にまとめているので、合わせて参照ください。
→スキー、スノーボードウェアの洗い方は?毎回洗濯しないといけないの?の疑問に答えます
ウェアにはフッ素スプレーがマスト
洗濯が終わってしっかり乾燥させたら防水スプレーを使用しましょう。
実は防水スプレーにはシリコンスプレーとフッ素スプレーの2種類があります。
スキー・スノボウェアに使うなら、フッ素スプレーがおすすめです。
シリコンスプレー→被膜で覆って撥水する
シリコンスプレーはウェアを被膜でコーティングするイメージです。
シリコンスプレーは安価で長持ちですが、透湿性が失われるのでスキー・スノボウェアには不向き。
また、ものによっては色褪せの原因にもなります。
フッ素スプレー→フッ素樹脂を生地に浸透させて撥水する
フッ素樹脂を生地に浸透させることで撥水します。
フッ素樹脂がウェア繊維に産毛のように付着するイメージですね。
効果こそシリコンスプレーより短いですが、透湿性が高く汗ばむ陽気でも快適に過ごすことができます。
※フッ素は正確には撥水スプレーですが、今回は防水スプレーという名称で統一してます。
防水スプレーは使用する30分前までに済ませる!使う頻度は2週間に1回
防水スプレーは遅くても使用する30分前には済ませておきましょう。なぜなら、完全に乾く前に使用すると効果が半減してしまうからです。
またフッ素スプレーの効果は約2週間程度です。(もちろんスプレーによります)実際筆者も実験してみましたが、だいたいの防水スプレーは2週間を境に撥水効果が見られなくなりました。
ですので、シーズン中は半月に1回スプレーできるとベストですね。
おすすめの防水スプレー→国産でコスパが良いアメダス一択
結論から言えば、スキー・スノボウェアにおすすめの防水スプレーはアメダス一択です。
■アメダスがおすすめな理由
- シンプルに防水性が高い
- 原産国/製造国が日本
- 値段が安い
- 釣り人、登山好き、スニーカーマニア等…様々なジャンルの人の評価が高い
- 革ブーツからゴアテックスウェアまで何にでも使える
- アマゾン・楽天などショッピングサイトの評価が高い
- 日本のメーカーが販売
逆に値段が安いなんて理由で謎の防水スプレー使って、色抜けしちゃったなんてトラブルもありますからね。
防水スプレーの比較が不要な理由
ブランド | 価格 | 1mlあたりの金額 | Amazonレビュー | 革製品 | 長持ち |
---|---|---|---|---|---|
アメダス | 1,658円(420ml) | 3.94円 | 4.4(10,647レビュー) | ◎ | ◎ |
ロックタイト | 760円(420ml) | 1.80円 | 4.0(16,854レビュー) | ○ | △ |
トコ | 3,554円(500ml) | 7.10円 | 3.9(2,341レビュー) | ✕ | ◎ |
3M | 2,780円(345ml) | 8.05円 | 3.9(3,981レビュー) | △ | ◎ |
コニシ | 571円(420ml) | 1.35円 | 4.0(1,540レビュー) | ○ | △ |
個人的には防水スプレーを比較する意味はあまりないと思ってます。
「スキーウェア 防水スプレー おすすめ」なんて検索すると、だいたい上の5ブランドが上位に表示されるんですが、筆者自身が実際に試してみて以下の法則を発見しました。
- 安い防水スプレーは撥水効果が短い
- 高い防水スプレーは撥水効果が長持ちするがコスパが悪い
- 革製品はOKでも、合皮は使用NGだったりする
特にウェアはつける範囲も広いし、そもそも散布するのが面倒じゃないですか(笑)
そうなると「つける範囲が広いからすぐにスプレーが空になってしまう」とか「撥水効果が長持ちしない」ってのは致命的なんですよね。
だから一番バランスの取れたアメダスのみをおすすめするわけです。
長持ちでコスパ最強!1シーズンで1本使い切らない
私自身、イントラ時代から様々な防水スプレーを使ってきましたが、一番信頼性&防水性が高かったのがアメダスでした。
実際シーズン中実験したところ、つけてから2週間以上経過しても、防水機能はしっかり保たれてました。
コスパも良いので、1シーズンで1本使い切らなかったです。
150mlで2,750円もするロータスの高級防水スプレーと比べてみましたが、正直違いがまったく分かりません。
ウェア以外にもスノボブーツとか本革・合皮関係なく使用できるのもポイントが高いです。(不安な方は念の為目立たない箇所に散布して実験してみてくだい。)
アメダスは私自身が様々なウェアで愛用しているので間違いありません。
とりあえず手間をかけて色々なメーカー探すより、アメダスさえ買っておけば大丈夫です!
ウェアの保管方法も重要!常にハンガーにかけておく
防水機能を保つなら、ウェアの保管方法も重要です。なぜなら、たたんで保管すると生地がよれて撥水機能が低下するから。
シーズン中はもちろん、オフシーズンでも常にハンガーへかけておくことをおすすめします。
ちなみに筆者がおすすめしているのが、サーフィンのウェットスーツ用のハンガー。通常のハンガーに比べ幅広なので、型崩れしないんですよね。
特にゴアテックスウェアで生地がよれると致命的です。せっかく高いウェアを買ったんですから、ハンガーにもこだわりましょう。
スノボブーツの防水スプレーのやり方
スノボブーツこそ、ぜひ防水スプレーを使ってほしいです。
特に春雪などはブーツもびしょびしょになりますが、防水スプレーを使えば濡れなくなります。
ただし、ブーツも汚れていると防水機能が半減しますので、ウェア同様一度洗浄してから散布することをおすすめします。
以下の記事ではスノボブーツへの効果的な防水スプレーの使い方について解説してます。気になる方は合わせて参照ください。
→ブーツを買ったら防水スプレーしよう!古いブーツの撥水能力がUPする方法も伝授します
ショップ店長に聞いた!おすすめのスノボウェア40選
残念ながら、スキー・スノーボードウェアを長く着用していると、防水スプレーをつけても撥水効果は戻りません。
「毎度ウェア内が濡れてストレスになっている」という方は、これを機会に買い換えることをおすすめします。
以下の記事ではショップ店長、ライダー、イントラ等…業界のプロたちの評判や展示会で触れた100ブランドの中からランキング化。もっともおすすめのスノーウェアをまとめました。
メンズ、レディース、クオリティー、コスパの各カテゴリーでまとめていますので、合わせて参照ください。
→元イントラがおすすめ!おしゃれなスノボウェアブランド40選
まとめ
■効果的な防水スプレーのつけ方
- スキー・スノボウェアは防水スプレーをする前に洗濯する
- ウェアにはフッ素スプレーがマスト
- フッ素スプレーは使用する20分前までに済ませる。効果は約2週間
■アメダスがおすすめな理由
- シンプルに防水性が高い
- 原産国/製造国が日本
- 値段が安い
- 釣り人、登山好き、スニーカーマニア等…様々なジャンルの人の評価が高い
- 革ブーツからゴアテックスウェアまで何にでも使える
- アマゾン・楽天などショッピングサイトの評価が高い
- 日本のメーカーが販売
それこそ大事なウェアが色落ちしてしまっては大変ですからね。
ぜひアメダスを賢く使って、快適なスキー・スノボライフを送ってください。