スノボカントのメリット→強く荷重できる、デメリット→動きが制限される

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

カントとはビンディングのベースプレートに斜度をつけて、ひざを内側に入れやすくする機能のことです。

ただし、結論からいえばカントは必ずしも必要なものではありません。

だからビンディングを購入するときにカントの有無は気にする必要はないです。

今回はカントの意味やメリット・デメリットについてお話したいと思います。

この記事を最後まで読めば、カントに関する疑問がすべて解決しますよ。

※この記事はフリースタイルのカントに関しての記述です。

カントはベースプレートに斜度をつけてひざを内側に入れやすくする

カントとはベースプレートに斜度をつけて、ひざを内側に入れやすくするシステムのこと。

カントによりひざを内側に入れることで、より強いエッジングが可能になります。

フリースタイルのビンディングでは3度に設定されていることが多いです。

すべてのビンディングに斜度が入っているわけではありません。

カントのメリットは簡単に確認できる

実はカントのメリットは簡単に確認できます。

  • まずはその場で立って踏ん張ってみてください。
  • 次に内股にして再度踏ん張ってみましょう。

あきらかに内股にしたほうが足裏に力が入りますよね。

人間は骨格上、内股のほうが力が入りやすくなります。

この内股を自然にできるようにするのが、カントの機能なんです。

カントのデメリットは動きが制限される

カントを入れるとひざの動きが制限されます。要は動きづらくなるってことですね。

たとえばアルペンとかテクニカルのように一定の動きをする競技なら、あまりデメリットは感じません。

でも、グラトリやジブ・キッカーのようにフリーな動きをする競技では、少しトリックにもたつきを感じることがあります。

そもそもカントの効果が絶大であれば、すべてのブランドが採用しているわけで。

ビンディングメーカーによってはカントを採用してないことも、デメリットの存在を如実に表しています。

ラントリやカービングメインの方はカント入りがおすすめ

カントはラントリやカービングメインの方におすすめです。

カービング時に板を踏みやすくなるので、より強いエッジングが可能になります。

エッジングが強いと体をどんどん倒していけますからね。

逆にグラトリやキッカー・ジブメインの方は、カントがない方がより「体をひねったり」「プレスしたり」といったスタイルが出しやすくなると思いますよ。

誰でも読むだけでグラトリが上手くなる!スタイルの出し方のコツ教えます!

カントは後付けもできる

カントは後付けも可能です。

有名どころだと、パウカントシステムとユニバーサルカントの2種類があります。

いずれもバインディングと板の間に挟んで角度を調整します。

もしもカントの使用感が気になる方は、後付けで試してみてはいかがでしょうか。

パウカントシステムはグラトリ・パークにおすすめ

トリックメインの方にはパウカントがおすすめ。

パウカントは柔らかい素材でできたカントなので、グラトリやパークで使用しても動きが阻害されづらいです。

カラーバリエーションが豊富なので、板のアクセントにもなりますね。

ユニバーサルカントはカービングにおすすめ

通称ユニカンはカービングユーザーにおすすめ。

サークルカントは円を回すことで角度を自在に調整することができます。

その日の雪質やバーン状況に合わせて調整できるのが魅力です。

まとめ

カントはひざを内側に入れやすくすることで、強いエッジングができるようになります。

特にラントリやカービングメインの方にはおすすめしたい機能です。

ただし、トリックするときに少しやりづらさを感じるのも事実。

必ずしも必要な機能ではないので、ご自身のスタイルに合わせて選んでみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。