こんにちは、20年以上スノーボードやっている、らくスノです。
バックサイド180とはレギュラースタンスから時計回りに180度回転する技のこと。
別名ブラインド180とも言います。
【GIF】
グラトリとしては初級の技ですが、着地が見えない分(だからブラインドと言います)フロントサイド180より難易度は高いといえます。
でも、練習方法とコツさえ分かればすぐできるんですよ。
ずばり、メイクのポイントは昇龍拳!
この記事を最後まで読めば、コツをつかんで簡単にバックサイド180をマスターすることができます。
目次
練習方法①止まった状態でバックサイド180してみよう!
※ここからはレギュラースタンスで説明させていただきます。グーフィースタンスの方は逆で考えて下さい。
最初は止まった状態で練習してみましょう。
まず腰を落として上半身を回る方向と逆に構えます。
この状態からジャンプして180度回ってください。
ここで昇竜拳ジャンプだ!
ここでタイトルにもありました昇竜拳を発動します!
昇竜拳とは、カプコンで発売している格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターリュウ&ケンの必殺技です。
実はこの技、バックサイド180の動きそのまんまなんですよ!
この技のように、天高く拳(左手)を突き上げるイメージで180度回転します。
すごくタイミング合わせやすいので、特にグラトリ初心者の方にはおすすめです!
…まぁ、タイガーアッパーカットでもいいんですがね(笑)
何度かやればほとんどの方はできると思います。
練習方法②滑りながらバックサイド180してみよう!
では、実際に滑りながらやってみましょう。
最初はもちろん初心者コース。
バックサイド180をマスターするポイントはつま先ジャンプ、つま先着地です。
つま先ジャンプ、つま先着地
バックサイド180は着地時に逆エッジする確率が非常に高いトリック。
着地が見えないから、エッジが引っかかってコケちゃうんですね。
そうならないためにつま先ジャンプ、つま先着地を意識してみてください。
え、いきなりそんなこと言われてもできない?
…いえいえ、ターンはできますよね。
向かって右側に進むときエッジはどうなってますか?
はい、つま先です!
右側に進む時にジャンプしてみましょう。
自然につま先のエッジに加重されているので、このタイミングでジャンプすれば逆エッジを防ぐことができます。
高く飛ばなくてもいい
最初は高く跳ばなくても良いです。
…というか、もはや跳ばなくてもいいです。
上半身だけタイミングを合わせて跳ぶフリをして、ボードをスライドさせながら回ってみてください。
慣れてきたら、少しづつ高さを意識して跳んでみましょう。
練習方法③90度あたりから飛んでみる
【GIF】
「う~ん、思っていたバックサイド180と違うかな…」
いえいえ、これも立派なバックサイド180なんですよ(笑)
確かにターンの時点で90度回してますし、ほとんどジャンプしてません。
でもね、最初はこれでいいんです!
バックサイド180はフロントサイド180と違って、着地が見えない分逆エッジに対する恐怖心が大きい。
だから最初はこうやって「着地が見えなくても逆エッジしない」ということを体と脳に覚えさせます。
だんだんと恐怖心も抜けるので、徐々に60度、30度くらいから意識してジャンプしてみて下さい。
最終的には180度ぴったり回すことができるようになります。
スイッチスタンスをマスターする必要はない
個人的にはスイッチスタンス(フェイキー)は必ずしも必須ではないと思ってます。
いままで教えた人の中にも、スイッチで滑ることができないにもかかわらず180できちゃった方がいました。
たとえスイッチスタンスをマスターしていなくても、着地したあとすぐ元のメインスタンスに戻ればいいだけですから。
ただ、今後複数の技を連続でやりたい(コンボトリック)ということであれば、スイッチスタンスも覚えておく必要があると思います。
【GIF】
最初は直滑降で構いませんので、GIFのように交互にスタンスを変える練習をしてみましょう。
スイッチスタンスの練習方法については下記の記事にまとめていますので、合わせて参照ください。
→30分でできる!スイッチスタンス(フェイキー)のコツ教えます
10カテゴリー48種グラトリ技ハウツー動画まとめ
当ブログは、初心者の方でも気軽に挑戦できる「グラトリ」を1つの柱として情報発信しているわけですが、一口にグラトリと言ってもたくさん種類がありますよね。
当ブログでは上図の通り、10カテゴリー48種のグラトリ技のハウツー動画をまとめてみました。
詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。
→【永久保存版】10カテゴリー48種!グラトリ技のハウツーyoutube動画まとめ
初心者でもできる!グラトリ初級技ハウツーまとめ記事
以下の記事では、グラトリハウツーの中でも、初心者・初級者の方向けのトリックをまとめてみました。
しかも「なんちゃって360」「引っかけ180」「リバースピボット450」など、youtubeを探しても見つからない当ブログのオリジナルトリックばかりです。
180だけで7つのバリエーションを解説しているので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
→グラトリ初心者でも簡単にできるトリックや 最短でマスターするコツまで記事まとめ
業界のプロ達に聞いた!グラトリにおすすめのボード、バイン、ブーツ
筆者にはスノーボードショップ店長やプロライダー、イントラの友人・知人がたくさんおります。
以下の記事では、そんなプロ達への取材を元に、グラトリにおすすめのボードやビンディング、ブーツを特集してます。
グラトリはギアがめちゃくちゃ重要ですからね。上達を促進してくれるのも、足を引っ張るのも、ギアしだい。
気になる方は、以下の記事も参照ください。
→グラトリにおすすめのビンディング→329人に聞いたらフラックス、バートン、ユニオンでした
→【最新版】プロライダーやショップ店長に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ10選
まとめ
【GIF】
僕がはじめてバックサイド180に挑戦したとき、とにかく逆エッジが怖かった記憶があります。
グラトリに限らず、フリースタイル競技はいったん恐怖心が付いてしまうと克服するのが難しいです。
私も現役時代にジャンプ台で骨折、回復したあとも恐怖心が抜けず苦労しました。
だからトリックを勇気や根性で練習するのではなく、順序立てて覚えていくほうが結果的に効率が良かったりします。