剥がれないスノボ板ステッカーの貼り方!格好良くカスタムする方法も教えます

こんにちは!20年以上スノーボードを続けている、元インストラクターのらくスノです。

ゲレンデで「自分のスノボ板にステッカーを貼って、少しでも周りのスノーボーダーと差別化したい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。

確かにバートン(BURTON)やK2、サロモン(SALOMON)といったメジャーブランドの板は人気がある分、リフト待ちやレストハウスの板置き場でよく被ってしまいますよね。

そんな時に自分好みのステッカーを貼っていれば、手軽にオリジナリティーをアピールできますし、実は大切なマイボードの盗難防止対策にもなるんです。

でも、いざ貼ろうと思っても「どう配置すればカッコよく見えるのか」「滑っているうちに剥がれないか」など、よく分からなくて迷ってしまいますよね。

そこで今回は、ゲレンデで映えるおしゃれなデザイン案から、滑っても絶対に剥がれづらいステッカーの貼り方のコツまで丁寧に解説します。

この記事を最後まで読めば、誰でも自分の板をステッカーでカッコよくカスタムできるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね!

元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

絶対に剥がれない!スノボへ綺麗にステッカーを貼るコツとは

実は、買ってきたシール(ステッカー)をただ普通に板にペタッと貼っただけだと、滑っているうちにあっという間に剥がれてしまうんですよね。

スノーボードの板は激しくしなりますし、雪や水分、冷気といったステッカーにとっては非常に過酷な環境で使われるからです。

でも、事前の準備や貼り方をほんの少し工夫するだけで、シーズン中にどれだけ雪に濡れても、氷点下のゲレンデで滑っても、剥がれにくくすることができるんですよ。

■剥がれにくいステッカーの貼り方8ステップ

  1. 貼り付けるための道具を揃える
  2. ステッカー素材はフィルムや合成紙がおすすめ
  3. 貼る位置を決める
  4. リムーバーで汚れを落とす
  5. ボードをドライヤーで温める
  6. 空気が入らないようにステッカーを貼り付ける
  7. ボードが冷えたらフィルムを剥がす
  8. ステッカーを貼ってから24時間以上寝かせる

次項から詳しくお話ししていきます。

貼り付けるための道具を揃える

まずは貼り付けるための道具を揃えましょう。

■使用するもの

  • ステッカー
  • リムーバー
  • ドライヤー
  • キッチンペーパー

ステッカー素材はフィルムや合成紙がおすすめ

まず大前提として、ボードに貼り付けるステッカーは水に強い「フィルム素材」や「合成紙(プラスチック製)」を選ぶのがおすすめです。

一般的な紙製のステッカー(コート紙など)では、雪や水に濡れるとすぐにふやけてボロボロになり、剥がれてしまうからです。アパレルブランドやストリートブランドなど、スノーボード以外のジャンルのステッカーを貼る場合は特に注意してくださいね。

基本的には、スノーボードブランドが販売しているステッカーであれば、最初から耐水性のあるフィルムや合成紙で作られていることが多いので安心して大丈夫ですよ。

もし手元にあるステッカーの素材が分からない場合は、台紙の使わない余白部分を少しだけ手で破いてみてください。破けずにびよんと伸びたり、ハサミを使わないと裂けなかったりすれば、水に強いビニールや合成紙の可能性が高いと判断できますよ。

貼る位置を決める

ステッカーの素材が確認できたら、このあと紹介するおしゃれな貼り方例を参考にしながら、あらかじめどこに貼るか位置を決めておきましょう。

このとき、あらかじめ板にビンディング(バインディング)を設置しておくことがとても大切なポイントになります。

ビンディングを外した状態で位置を決めてしまうと、いざ滑るときに「ビンディングの下にステッカーが被って隠れて見えなくなってしまった……」なんていう悲しいトラブルを防ぐことができますよ。まずは仮置きして、全体のバランスをチェックしてみてくださいね。

リムーバーで汚れを落とす

ステッカーを貼る前に、ボード表面の汚れをきれいに落とすことから始めましょう。

なぜなら、板の表面に目に見えないホコリや油汚れが付いていると、ステッカーの粘着力が一気に落ちて剥がれやすくなってしまうからです。

一番おすすめの方法は、スノーボードワックスを落とすための「リムーバー(汚れ落としスプレー)」を板の表面に吹きかけ、キッチンペーパーなどで綺麗に拭き取る方法です。これにより、ステッカーの天敵である油分をしっかりと除去(脱脂)することができます。

もし専門のリムーバーが手元にない場合は、100均でも購入できる「油落としクリーナー(アルコール配合のウェットティッシュなど)」を使うか、マイクロファイバーふきんを少し濡らして、表面の汚れやホコリをしっかりと拭き取ってくださいね。

ちなみに、ショップで購入したばかりの新品の板であっても、製造時や保管時の薄い油膜がついていることがあるので、この汚れ落とし作業は絶対にやったほうがいいですよ。

なお、本格的なリムーバーはインターネット通販などで1,000円程度で購入できますので、これからマイボードをお手入れしていくなら1本持っておくとすごく便利です。

ボードをドライヤーで温める

汚れをきれいに拭き取ったら、続いてステッカーを貼り付ける箇所をあらかじめドライヤーでじんわりと温めておきましょう。

なぜなら、ボードの表面とステッカーの粘着面を少し温めておいた方が、シールの糊(のり)が柔らかくなり、ボードにガチッと強く定着してくれるからです。特に冬場の寒い部屋で作業するときは板が冷え切っているため、このひと手間が剥がれにくさを大きく左右しますよ。

さあ、これでステッカーを貼り付ける前の下準備はすべて完了です!

空気が入らないようにステッカーを貼り付ける

下準備ができたら、できるだけ空気が入らないように、指で端からキュッキュッと擦りながらステッカーを貼り付けていきましょう。中心から外側に向かって空気を押し出すイメージで行うと綺麗に貼れますよ。

とはいえ、この時点では多少の気泡(空気)が残ってしまっても全く問題ありません。

というか、フラットではないボードの表面に1ミリも気泡を入れずに貼るなんていうのはほぼ不可能ですので、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。まずは位置を合わせてピタッと貼ることを意識してみてくださいね。

ボードが冷えたらフィルムを剥がす

文字やデザインだけが残る「転写シール(カッティングシート)」の場合は、ドライヤーで温めたボードがしっかり冷めてから、透明なフィルムをゆっくりと斜めに剥がしていきましょう。

ただ、どれだけ丁寧に指で擦りながら貼り付けても、ステッカーの中にどうしても細かい気泡ができてしまうんですよね。

そんなときは、目立つような大きい気泡にだけ安全ピンの針などをチョンと刺して、指で優しく押し出すように空気を抜いてあげてください。ごく小さな針穴であれば、ステッカーが破れたり見た目が悪くなったりすることはありませんよ。逆に、小さな気泡はそのまま放置しておいて大丈夫です。時間が経てば中の空気は自然に抜けて、だんだんと板に馴染んでいきます。

ちなみに、プロっぽくゴムベラ(スキージ)などを使って貼る方もいるようですが、特別な道具がなくても自分の指の力(指圧)だけで十分に綺麗に貼ることができますよ。

ステッカーを貼ってから24時間以上寝かせる

実は、貼り付けた直後のステッカーはまだ粘着剤の定着が不十分な状態なので、このままゲレンデに持って行ってすぐに滑走してしまうと、一瞬でペラリと剥がれてしまいます。

ステッカーの糊(のり)をボードに完全に馴染ませるために、貼り終わった後は少なくとも「24時間以上」は室内の暖かい場所でボードを寝かせて乾燥させてくださいね。この最後のガマンが、シーズン通して剥がれない頑丈なカスタムボードを作る最大の秘訣です。

以上が、ゲレンデの雪にも負けない「剥がれにくいステッカーの貼り方」の全手順となります!

かっこいいステッカーの貼り方例

基本的には自分の板なのでどう貼っても自由ですし、どう配置してもそれなりにカッコよく仕上がるので安心してカスタムを楽しんでくださいね。それでも、もし「具体的にどう並べたらおしゃれに見えるのかな?」と迷ってしまう方に向けて、あえて5つのステッカーの貼り方(レイアウト)をご提案します。

  • シンプルに大きいステッカーを順番に並べていく
  • ノーズ(板の先端)やテール(板の後端)に集中的に貼る
  • レギュラー(進行方向)やスイッチ(逆方向)に合わせて斜めに貼る
  • 角度をバラバラにして色々な方向に貼る
  • エッジのラインに沿って貼っていく

この5つのレイアウトのいずれかを意識するだけでも、よりおしゃれな板に仕上げることができますよ。

また、ゲレンデで滑っているときは板と人の距離が離れるため、小さなシールをちまちま貼ってもあまり目立ちません。個人的には、小さすぎるものは避けて、大きめのステッカーをドカンと3つくらい大胆に貼った方が、メリハリがついて圧倒的にカッコよく見えるのでおすすめです!

ステッカーは盗難防止にもなる

ここまではステッカーの貼り方をお話ししてきましたが、実はボード本来のデザインを大切にするために、あえてほとんどステッカーを貼らない有名プロライダーさんも多いんですよね。

実際のところ、筆者である私も表面のグラフィックや光沢がとても美しいと感じているため、10万円を超えるような高級パウダーボードには一切ステッカーを貼らずにそのままのデザインを楽しんでいます。

ただ、ステッカーを貼るという行為には、見た目の装飾(ドレスアップ)以外にも大きなメリットがあるんです。それが、「ボードの盗難を強力に抑止する効果」や、万が一盗まれて「フリマサイトなどで出品されたときに自分の板だと一目で発見しやすくなる」という副次的な効果です。ステッカーが貼ってある個性的な板は犯人側も転売しにくいため、盗難のリスクをグッと下げることができますよ。

そのため、ボードのデザインを邪魔したくないという方でも、個人的には目立たない場所に小さいステッカーを1枚だけでも貼っておくことを強くおすすめします。

スキー、スノーボード板を守るための9つの盗難防止対策

まとめ

どうしても「どうすればカッコよく貼れるか分からない……」という方は、まずは自分が大好きなプロライダーの板をそのまま真似てみることから始めてみるのが一番の近道ですよ。

とはいえ、ステッカーカスタムは基本的に皆さん自由(フリースタイル)に楽しんでいるものなので、自分の直感を信じて直感的にパパッと貼ってみるのも、それはそれで個性的でおしゃれに仕上がったりするものです。

ちなみに、私は4年前に今回ご紹介したドライヤーや脱脂の手順を使ってステッカーを貼った板を今でも持っています。これまでゲレンデでガッツリ滑りまくってきましたが、なんと今だに1枚も剥がれずに綺麗な状態をキープしています!

滑走中にコース脇の石や木に直接ガツンと当たらない限り、普通に滑るぶんにはまず剥がれません。お気に入りのステッカーを絶対に剥がしたくない、きれいに長持ちさせたいという方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。

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らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。