これだけは知っておこう!スノーボードのバインディング装着方法

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こんにちは、スノーボードを20年以上やっている元イントラの、らくスノです。

ゲレンデでの装着にはマナーがあるので、知らないと恥ずかしいどころか他人に迷惑をかけてしまうことも。

今回は正しいバインディングの装着方法とマナーについて、専門用語抜きで説明します。

さらに後半では「初心者でも立ったまま装着できるコツ」を伝授!

この記事を最後まで読めば、マナーを守り正しく装着することができるようになりますよ。

【5ステップ】スノーボードのバインディング装着方法

スノーボードのバインディングの装着手順は以下の通りです。

  1. ラチェット(留め具)を外す
  2. ハイバック(背もたれ)を起こす
  3. バインディングに足を乗せる
  4. ストラップをラチェット(留め具)に通して締める
  5. 左右を装着して完成

ちなみにレギュラースタンス(左足前滑り)なら左足から、グーフィースタンス(右足前滑り)なら右足から装着します。

「そもそもスタンスって何?」という方は、先に下の記事を読んでみてください。

レギュラーかグーフィーか?利き足を判断するたった1つの方法とは【スノーボード】

ラチェット(留め具)を外す

【GIF】

まずは、ラチェット(留め具)をストラップから外します。

GIFのようにラチェットを引っ張りながらスライドすると外れますので、足首側とつま先側の2箇所をそれぞれストラップから分離してみましょう。

ハイバック(背もたれ)を起こす

【GIF】

留め具を外したらハイバック(背もたれ部分)を起こします。

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大小のストラップをあらかじめ写真のように前後にずらしておくと、足が入れやすいですよ。

バインディングに足を乗せる

【GIF】

ブーツとバインディングに隙間があると、滑走時に緩んだり外れる可能性があるので、なるべくぴったりと乗せてください。

ちなみに滑ってるうちにベースプレート(足置き部分)やブーツに雪が詰まって、装着しづらくなる場合があります。

そんな時は、ベースプレートの雪を払ってからブーツを装着しましょう。

ストラップをラチェット(留め具)に通して締める

【GIF】

足を入れたらストラップをラチェット(留め具)に通し、そのままキコキコ上下に動かします。

本来は、

  1. 足首(大きい方)のアンクルストラップ
  2. つま先(小さい方)のトゥーストラップ

の順番で装着しますが、最初はあまり気にしなくていいです。

左右装着して完成

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左右のバインディングを装着すれば完成です。

あまり強く締め過ぎると足が痛くなります。

ストラップがしっかり固定されていれば、必要以上にキツく締める必要はありません。

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ちなみにパンツのすそは、ハイバック(背もたれ)の上から被せても、写真の様に挟んでもどちらでもOKです。

トゥーストラップは足の甲、つま先どちらでもOK!

基本的にトゥーストラップ(つま先側のストラップ)は足の甲、つま先どちらでもOKです。

最近のモデルはつま先側に付けるものが主流ですが、ストラップを足の甲に被せる専用のバインディングもあります。

仮に間違えて装着しても、外れなければ問題ないです。

リーシュコード(流れ止め)はブーツに付ける

バインディングについてるひもはリーシュコード(流れ止め)と言います。

これはスノーボードが無人で斜面を滑ってしまうのを防ぐためのコードです。

レンタルボードには必ず付属しているので、リーシュコードをブーツのヒモの部分に装着してください。(マジックテープで巻くタイプもあります)

初心者の方必見!スノボのリーシュコード(流れ止め)付け方教えます

バインディング装着時の注意点

バインディング装着時は以下の点に注意してください。

  • 他の滑走者の邪魔にならない場所で装着する
  • 雪上にスノーボードを置く際はバインディング側を下にする

次項から詳しく解説します。

他の滑走者の邪魔にならない場所で装着する

リフトから降車したら、必ずコースの隅でバインディングを装着しましょう。

特にリフト降車場付近は接触の危険もあります。

他のスキーヤー・スノーボーダーの邪魔にならないよう、動線を確認して装着場所を選んでくださいね。

雪上にスノーボードを置く際はバインディング側を下にする

雪の上にスノーボードを置く時は、バインディング側を下にしてください。

滑走面を下にすると、少し目を離したすきに無人のまま板だけが流れてしまう可能性も…

人に怪我をさせてから「そんなルール知らなかった」では済みませんからね。

立ったままバインディングを装着する4つのメリット!

ある程度慣れてきたら、立ったまま装着する練習をしてみましょう。

立ったままスノボのバインディングを装着するコツは、雪面を平らにして板を固定することです。

立ったままバインディングを装着できると、たくさんのメリットがあります。

  • ウェアが濡れない
  • お尻が冷えない
  • 装着が早い
  • 場所をとらないので他の滑走者の邪魔になりにくい

難しいと思うかもしれませんが、コツをつかめば初心者の方でも簡単に、立ったままバインディングを装着することができるようになります。

立ったままバインディングをつけるコツは雪面を平らにして板を固定

立ったままバインディングをつけるコツは、平らな場所で板を固定することです。

ウソだと思うなら、自宅で試してみてください。

…そう、誰でもできちゃうんですよ!

では、なぜゲレンデでは装着することができないんでしょうか、不思議ですよね?

傾斜のない場所で装着してみよう!

では実際にゲレンデでやってみましょう。

…とはいっても最初はコースではなく、センターハウス前などの傾斜がない場所で練習します。

先ほど自宅で試したように、立ったままバインディングを装着してみてください。

…そう、誰でもできちゃうんです!

ここまで練習してみて、ほとんどの方は「なにこれ、上級者じゃなくても全然できるじゃない!」と思ったはず。

立ったままバインディングが装着できない最大の原因は足元

今度はコースのスタート位置で装着してみましょう。

「あれ、急にできなくなっちゃった…」

不思議ですよね、さっきまでは簡単に装着できていたのに…

では自分の足元を見てください。

傾斜があったり、ボコボコしていませんか?

そうなんです!

立ったままバインディングが装着できない最大の原因は足元にあったのです。

足元が安定しないと装着が難しい

足元が不安定だったり傾斜があると上級者でも装着は難しいです。

足元が不安定だと装着時にバランスを取らないといけないので、結果的に体勢が保てなくなりコケてしまいます。

ここでやっと装着時のたった一つのコツ「平らな場所を作って装着する」を試すときがきました。

装着場所が平坦ならコース上でも立ったまま装着できる

自宅でもゲレンデでも、平坦な場所では簡単にバインディングを装着できましたよね。

要はコースのスタート位置でも平坦な場所を作ってあげれば良いのです。

まず、片足だけバインディングを装着した状態で、コースの傾斜が始まる一歩前くらいのところに装着するための場所を確保します。

【GIF】

次に、板を固定するために、ヒールエッジ(かかとのエッジ)で雪面を平らにならします。

するとどうでしょう、板が滑らず動かず固定されました!

立って装着できるかどうかは上手い下手ではなく場所作り

■横から見たイメージ

そう、立って装着できるかどうかは上手い下手ではありません、場所作りなんです!

アイスバーンは人が装着した跡を使う

標高が高いゲレンデでは、アイスバーンになってる場合もありますよね。

「いくらヒールエッジで削っても、固くて平坦にならないよ〜」

そんなときは、人が装着した跡を使ってみましょう。

また、アイスバーンは滑りやすいので、その場で固定せずに動いてしまいます。

そこで、平らにするのではなく引っ掛ける場所を作りましょう。

そうすれば、少ない労力で装着場所を確保することができますよ。

バランスが取りづらいときはつま先側のエッジを掴む

バランスが取りづらい場合は、つま先側のエッジをつかんでみましょう。

ぐらぐらしてた体勢が安定します。

最短で連続ターンをマスター!スノボが1時間で滑れるようになるコツ

私はイントラ時代にたくさんの方を教えました。

でね、お金をいただいている以上、老若男女どんな方でもレッスン時間内に滑れるようにしないといけません。

そこで編み出したのが下記のメソッドというわけです。

■スノボを練習する順番

  1. 基本姿勢を覚える(5分)
  2. 安全な転び方を覚える(10分)
  3. 曲がり方を覚える(20分)
  4. リフトの降り方を覚える(5分)
  5. 横滑りを覚える(10分)
  6. 連続ターンをマスター(10分)

今回はステップ2の話になります。

ステップ1から学びたい方は、下の記事を参照ください。

再度この記事に戻ってこられる内容になっています。

元イントラが教える!スノボ初心者がたった1時間で滑れるようになるコツ

まとめ

■バインディングの装着手順

  1. ラチェット(留め具)を外す
  2. ハイバック(背もたれ)を起こす
  3. バインディングに足を乗せる
  4. ストラップをラチェット(留め具)に通して締める
  5. 左右を装着して完成

最初は装着するにも時間がかかると思いますが、焦らずゆっくりやってみてください。

何度か練習すれば、スムーズに装着できるようになります。

初めてのスキー場はアウェーな気持ちになりますから、少しでもスノーボードのことを知っておくと心理的にも楽ですよ!

慣れてきたら、今度は立って装着してみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。