ショップ店長に聞いた!スキー・スノーボード用ヘルメットを選ぶ6つのコツ

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こんにちは、20年以上スノボやっている元インストラクターの、らくスノです。

  • 初心者だから安いヘルメットでいいですよね?
  • カラーやデザイン重視で選ぶ予定です!
  • ネットの評判がいいので、スミスのヘルメットを買おうと思います!

上記はすべて間違い。

予備知識なしでヘルメットを購入してしまうと、重量や滑走中のズレにストレスを抱えることになります。

実は6つのポイントさえ押さえておけば、スノボ初心者の方でも自分にベストなヘルメットを選ぶことができるんです。

■ベストなヘルメットを選ぶ6つのポイント

  1. デザイン
  2. サイズ感
  3. フィット感
  4. 重量
  5. 通気性
  6. ゴーグルとの相性

今回は知人のショップ店長に聞いたスノボヘルメットの選び方を、初心者でも分かるように解説したいと思います。

この記事を最後まで読めば、もうヘルメット選びで失敗することはありません!

スキー・スノーボード用ヘルメットを選ぶ6つのコツ

ヘルメットを購入する際は、6つの点を考慮して選びましょう。

  1. デザイン
  2. サイズ感
  3. フィット感
  4. 重量
  5. 通気性
  6. ゴーグルとの相性

次項から順番にお話していきます。

デザイン

出典:サンドボックスホームページ

ヘルメットは機能性第一と分かっていても、まずはデザインが気になるところ。

個人的には、危険な競技をしないのであればデザインから選んでも問題ないと思います。

それに個性的なカラー・デザインはゲレンデが混雑していても目印になるので、お子さんが見つけやすくなります。

まずは好きなデザインをいくつかピックアップしてからフィッティングするのがおすすめです。

サイズ感

デザインの次に重要なのがサイズ。

サイズが合っていないと、いざ転倒・衝突したときにヘルメットがずれて意味を成さなくなります。

お店でフィッティングするのが一番ですが、もし難しい場合は、メジャーを巻き頭部の外周のサイズを測りましょう。

あとは販売サイトの表と照らし合わせて、一番近いサイズを選んでください。

ちなみにニット帽の上から被ることもできるので、1サイズ大きくても問題ありません。

フィット感

出典:スミスホームページ

サイズが合っていても、モデルによってフィット感は異なります。

特に海外ブランドは幅が狭いことが多いです。

  • グラつかないか?
  • 隙間はできないか?
  • 頭頂部にフィットしてるか?

試着する時は上記の点を確認してください。

ニット帽を被りサイズを合わせる方もいますが、いざ頭部を強打したときヘルメットがズレて役に立たないことも…

また、ダイヤルで締めつけが可能なモデルもありますので、もし店頭での試着が難しい場合は調整機能付きヘルメットがおすすめです。

重量

当然ながらヘルメットが重いと動きづらく、疲労の原因にもなります。

最近は極端に重いヘルメットは減りましたが、お子さんや初心者の方ほど軽量なモデルがおすすめです。

通気性(ベンチレーション)

出典:スミスホームページ

春スキー・スノボはもちろん、トップシーズンでも快晴の日はヘルメット内が蒸れます。

ブランドやモデルによっては、パットの取り外しできたり通気性が高いモデルも販売されています。

暑さが気になる方は、そういったモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

ゴーグルとの相性

最近はゴーグル・ヘルメット各社とも極端に合わないということは減りました。

しかし、ブランドによってはゴーグルとヘルメットの間に隙間ができたり干渉してしまう場合があります。

少しでも隙間ができたり干渉するのが嫌だという方は、購入前ショップに持参してチェックするか、スミスやアノンなどゴーグル・ヘルメットがセットで揃うブランドがおすすめです。

値段の違いはシェルの違い!安全面も考慮してヘルメットを選ぼう

ソフトシェル(インモールド) ハードシェル(ボムシェル) MIPS
ライナー(緩衝材)にプラスチックシートを被せて成形したヘルメット。 ライナーをABS樹脂などの硬いシェルで覆い、衝撃吸収性を高めたヘルメット。 シェルとライナーを独立させることで、衝撃を分散するヘルメット。
  • 軽くて値段も安い
  • 衝撃吸収性能は低い
  • 衝撃吸収性が高い
  • ソフトシェルよりも重い
  • 衝撃吸収性が高い
  • 衝撃を分散させる
  • 値段が高い

「見た目は変わらないのに、なぜ1万円と3万円のヘルメットがあるの?」

実は外見は一緒でも、構造が異なります。

  • ソフトシェル
  • ハードシェル
  • MIPS(ミップス)

それぞれメリット・デメリットがあるので、安全性、重量、価格面を考慮してヘルメットを選びましょう。

初心者・キッズ向け!ソフトシェルヘルメット

出典:ジロホームページ

ソフトシェル(インモールド)はその名の通り衝撃吸収性は低いです。

ただ、軽量で首への負担も少ないので、「あまりスピードを出さない」とか「危険な競技をしない」キッズや初心者の方ならソフトシェルでも十分です。

高速ターンやフリースタイル志向ならハードシェルヘルメットがおすすめ

出典:ジロホームページ

高速でターンしたり、パークに入る方はハードシェル(ボムシェル)ヘルメットがおすすめ。

ソフトシェルよりも重いですが、衝撃吸収性は優れています。

※ソフトシェルとハードシェルをミックスしたヘルメットもあります。

より強い衝撃から守る!MIPSヘルメットの革新性

出典:ジロホームページ

現在ハイエンドモデルはMIPS(ミップス)ヘルメットが主流になっています。

MIPSとは簡単に説明すると、衝撃を分散して頭部のダメージを和らげるシステム

シェル(外殻)とライナー(緩衝材)を独立させることにより、衝撃が分散するというわけです。

すでに様々なメーカーから販売されています。

上級者の方、バックカントリー志向の方、少しでもリスクを低減したい方はMIPSヘルメットを検討してみてはいかがでしょうか。

安全基準マークもチェック

ヘルメットにはSG(日本)やCE(欧州)といった安全規格があります。

激安ヘルメットには安全規格を満たしてないものも存在しますので注意が必要です。

「規格を満たしてないから欠陥がある」というわけではありませんが、より安全性を担保したいなら安全規格マークをチェックしてください。

またSAJやJSBA主催の大会は、協会が認定したヘルメットでないと出場できないので、購入前にチェックしましょう。

まとめ

■ベストなヘルメットを選ぶ6つのポイント

  1. デザイン
  2. サイズ感
  3. フィット感
  4. 重量
  5. 通気性
  6. ゴーグルとの相性

これから購入を予定されている方は、ぜひ上記の基準を参考にしてください。

なお、おすすめのヘルメットについては関連記事も参照ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。