24-25グラトリにおすすめのビンディング→329人に聞いたらフラックス、バートン、ユニオンでした

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こんにちは、20年以上スノーボード滑っている元イントラの、らくスノです。

結論、グラトリするんだったらフラックス、バートン、ユニオンのビンディングを使っておけば間違いないです。

実際、いぐっちゃん、こきっすんさん、ラマさん、江端翔兵プロ、神保 賢一プロ、京極翔吾プロ、堀内礼プロ等…名だたるグラトリライダーが3ブランドを愛用してます。

実際当ブログが実施した人気投票でも、3ブランドでシェア率約70%です。モデル数もこの3ブランドだけずば抜けてますからね。

今回は3ブランドを中心に独自調査で得点を付けランキング化。おすすめのグラトリ用ビンディングをピックアップしてみました。

※当コンテンツは独自の評価基準を元におすすめギアをピックアップしてます。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。

目次

元イントラが教える!正しいグラトリ用ビンディングの選び方

フォワードリーン、ガスペダル、ラチェット等…ビンディングは専門用語のオンパレードで、なにが重要なスペック・機能なのか分かりませんよね。

実は5つのポイントさえ押さえておけば、グラトリにベストなビンディングを選ぶことができるんです。

■ベストなビンディングを選ぶ5つのポイント

  1. 自分の目指すスタイルを考える
  2. ハイバックの硬さをチェックする
  3. ストラップの硬さをチェックする(中・上級者向け)
  4. ヒールカップの形状をチェックする(中・上級者向け)
  5. ブッシングの硬さをチェックする(中・上級者向け)

ちなみにグラトリ初心者の方は1と2だけチェックすればOKです。

自分の目指すグラトリのスタイルを考える

一口にグラトリと言っても高回転系、乗り系、ラントリ系等のスタイルがあります。

あらかじめ自分が目指すスタイルを考えておかないと、このあとのビンディング選びもスムーズにいきません。

たとえば車を選ぶ時も一緒です。

近所への買い物へ使うのか、レジャーで使うのか、荷物の運搬で使うのか…あらかじめ用途が決まってないと選びようがありませんよね。

youtubeのプロライダーの動画などをチェックして、どのようなスタイルを目指したいのか確認しておきましょう。

グラトリの技ってどんな種類があるの?カテゴリー別にyoutube動画まとめてみた!

ハイバックのフレックス(硬さ)をチェックする

まずはハイバックのフレックス(硬さ)を確認してみましょう。

なぜなら、ハイバックの硬さがわかれば、そのビンディングがどのようなコンセプトで作られたか分かるからです。

ハイバックは、硬さによってハード、ミディアム、ソフトの3段階に分かれます。

ミドルミドルソフトソフト
スタイル高回転、ラントリ跳び系、乗り系初心者、低速、乗り系グラトリ
メリット反応がいい操作性と反応のバランスがいいコントロールが簡単
デメリットコントロールが難しい飛び抜けた特徴がない反応が悪い

プロライダーの中にはセオリー無視、技術でカバーしちゃう方もいますが、最初は基準通りに買うと失敗がありません。

ちなみに初心者の方は、ハイバックの硬さだけチェックして選べばOK。なぜなら、ハイバックの硬さだけで、そのブランドがどういうコンセプトで作っているか、ある程度理解できるからです。

もちろん中上級者になれば、より自分のスタイルに合ったビンディングを選ぶべきです。でも、スタイルが定まってないうちは、あまり細かい仕様にこだわらなくても問題ありません。

ストラップの硬さをチェックする(中・上級者向け)

ここからは、グラトリ中・上級者向けの内容になってます。(初心者の方は、ここまで気にする必要ないです。)

ストラップを握って硬さをチェックしてみましょう。

複数のブランド・モデルのストラップを握ってみると、硬い・柔らかいが分かるようになります。

硬いストラップ柔らかいストラップ
スタイルラントリ、飛び・高回転グラトリ初心者、低速、乗り系グラトリ
メリット反応がいい
高速でも安定する
コントロールが簡単
足が痛くならない
デメリットコントロールが難しい
足に負担がかか
反応が悪い
高速での安定感がない

基本的には上記がセオリーです。

特にこだわりがなければ、上記の表を基準に選んでみてください。

ヒールストラップの付き方をチェックする(中・上級者向け)

実はブランドごとにアンクルストラップの取り付け位置が異なるんですよ。

アンクルストラップの付き方を見れば、そのブランドのコンセプトを知ることができます。

すべてのブランドを紹介するわけにはいかないので、代表的なビンディングブランドであるユニオン、フラックス、バートン、サロモンを例に説明していきます。

ユニオン型は可動域が広くポジションが取りやすい

ヒールカップのさらに外側にストラップがあるユニオン型。(ユニオン以外のブランドも採用してます。)

可動域が広く取れるのが特徴です。

グラトリではスタイルを出しやすく、カービング・ラントリではポジションを取りやすい。

柔軟性が高いビンディングといえるでしょう。

ただし、若干反応にタイムラグがあります。

フラックスは反応が早い

ユニオン型とは逆に、ストラップがヒールカップの内側に位置するフラックス。

包み込むようにホールドするので、反応が抜群に良いです。

ただし、足の可動域が限られるので、好き嫌いは分かれると思います。

ちなみにこの構造はフラックスが特許を取得しているため、他ブランドは採用してません。

バートン系はバランス型

ヒールカップにストラップが内蔵されたバートン型。(バートン以外のブランドも採用してます。)

ユニオン型とフラックスの良いとこ取り。

可動域とホールド感のバランスが取れたビンディングです。

サロモンはヒールカップが柔らかく360度可動する

サロモンはシャドウフィットという独自のヒールカップを採用。

一見するとバートン型に見えますが、ヒールカップが柔らかいので360度可動します。

可動域が左右に限られるユニオン系より、自由にポジションを取ることが可能です。

ブッシングの硬さをチェックする(中・上級者向け)

ブッシングはビンディング裏面のクッションのこと。クッションの硬軟でも乗り心地が変わります。

上の画像はユニオンとフラックスですが、クッションの違いがもろに出てますよね。

柔らかいブッシング硬いブッシング
スタイル初心者、低速、乗り系グラトリラントリ、飛び・高回転グラトリ
メリット操作しやすい
クッション性が高い
反応がいい
高速でも安定する
デメリット反応が悪い
高速での安定感がない
操作が難しい
クッション性が低い

基本的に好みで選べば良いと思いますが、基準が分からないという方は上表を参考にしてくださいね。

おすすめのグラトリ用ビンディング11選

順位ブランド/モデル定価フレックススタイル
1フラックス/GT47,300円(税込)ミドル万能
2ユニオン/ウルトラ47,300円(税込)ミドルソフト万能
3バートン/ジェネシス66,000円(税込)ミドルハード回転系・ラントリ
4サロモン/ホログラム50,600円(税込)ミドル乗り系
5フラックス/DS47,300円(税込)ミドル乗り系
6ユニオン/ストラータ41,800円(税込)ミドル乗り系・飛び系
7ドレイク/リロードGT44,000円(税込)ミドル乗り系
8バートン/カーテル46,200円(税込)ミドル回転系・ラントリ
9フラックス/PR28,600円(税込)ソフト乗り系・初心者
10フラックス/EM33,000円(税込)ソフトミドル回転系・初心者
11ユニオン/フライトプロ31,900円(税込)ミドルソフト乗り系・初心者
すべてのモデルにレディースサイズ、もしくは同等のモデルが存在します。

タイプ別おすすめビンディングランキングは以下のとおりです。

リンクをタップでそれぞれのランキングに移動します。

おすすめのグラトリ用ビンディング総合ランキングTOP5

軽量で扱いやすいビンディングTOP3

安いのに高機能!コスパ最強のグラトリ用ビンディングTOP3

次項から高得点順に紹介します。

おすすめのグラトリ用ビンディング総合ランキングTOP5

まずはあらゆるビンディングの中で、最もグラトリにおすすめなモデルを紹介します。

究極のパフォーマンスを求めるなら、以下のビンディングがおすすめです。

トップライダーが愛用する名機!フラックス GT(女性モデルあり)

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女性はGSが同等のモデルです。

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定価47,300円(税込)
フレックスミドル
使用ライダーラマさん(BCストリーム)
山本純士(FNTC)
堀内礼(スプレッド)
スタイル万能

総合評価:4.25 軽快感5/反応5/剛性5/コスパ3

シーン最先端のトップグラトラー達が愛用する名機として名高いGTのご紹介です。

当ブログで紹介するグラトリ用ビンディングで最高点を付けさせていただきました。

GTを一言でいうなら、究極のオールラウンドモデル。

いや分かりますよ、「何でもできる」って謳い文句ほど信用できないですからね(笑)

でも、GTはカービングから高回転グラトリまで万能にこなすビンディングなんですよ。

ガチガチのグラトラーではないラマさんも使っているのが大きな証拠です。

引用:フラックス

GTの特徴は、なんといってもウイングですよね。

ウイングがあることで力が加えられる点が1つ増える。特にノーズ・テールの動きに対して抜群のレスポンスを発揮します。

いわゆる乗り系やスピン系と言ったグラトリのオーソドックスな技はもちろん、ラントリやカービング系の動きにも強いんですね。

元々DSWってモデル名だったのですが、グラトラーからあまりに評判が良いので、メーカーもGT(グラウンドトリック)に名前を変えちゃいましたからね(笑)

何を買っていいか分からないならGT買ってください。絶対に後悔することはないです。

以下はGTの滑走動画です。

こきっすんさんもイチオシ!ユニオン ウルトラ(女性サイズあり)

定価47,300円(税込)
フレックスミドルソフト
使用ライダーこきっすんさん
スタイル万能

総合評価:4.25 軽快感4/反応5/剛性5/コスパ3

COWDAYのグラトリフィルムコンテストでいぐっちゃんなど並み居る強豪を抑えて優勝した、こきっすんさんがメインで使っているビンディングです。

GTと並ぶ最高得点ですが、グラトリライダーの使用率はGTの方が高かったので、やむなく次点にしました。

ウルトラのすごいところは、より繊細なコントロールができることなんです。

ハイバックもストラップも柔らかいので、最初は私も「これ反応大丈夫?」と思ったんですよ(笑)

実はハイバックもベースプレートも多重構造になっており、中心部分にシェルが重なっています。

これは弱い力に対しては全体で、強い力にはコア部分で反応するようにできてます。

つまりハイバックやベースプレート、ストラップへの力のかけ方で、より繊細にコントロールできるようになっているんです。

出典:ユニオン

実際に乗ってみると包みこむようなホールド感で、縦横はもちろん斜めや上方向へも思い通りにコントロールできました。

平面ではなく3Dで操作するという感覚は、20年スノボやっている私もはじめての体験でしたね。

しかも柔らかい板から硬い板まで使える、汎用性の高いビンディングに仕上がっています。

低速、高速、乗り系、高回転系…あらゆるトリックで最高のマニュアル操作ができます

ビンディングにかける力を使い分けるには相当な技術が必要ですが、一度ものにできれば最強のビンディングとなることでしょう。

以下はウルトラの滑走動画です。

板を自在にコントロールできる!バートン ジェネシス(女性モデルあり)

女性モデルはエスカペイドになります。

バートン エスカペイド
定価66,000円(税込)
フレックスミドルハード
使用ライダー江端翔兵(クロージャ)
田中 彪麻(スプレッド)
スタイル回転系、ラントリ

総合評価:4.00 軽快感4/反応5/剛性5/コスパ2

ジェネシスの特徴は、なんといってもヒールハンモックでしょう。

横から見れば一目瞭然。ハイバックが二重になってますよね。

これ何がすごいかって、弱い力と強い力を自在に使い分けることができるんですよ。

とはいえ前項のGTとは力の入る方向が違います。

筆者の感想だと、GTはフレックスを使いやすい、ジェネシスはトーションを使いやすい。

低速グラトリ思考ならジェネシスの方が扱いやすいと思います。

出典:バートン

硬いハイバックって高速時や高回転のグラトリには威力を発揮しますが、その分遊びがないのでコントロールが難しい…

その点、ジェネシスなら弱い力には内側のハイバックが、強い力には外側のハイバックがそれぞれ反応するので、どんな地形・スピードでも自由自在に板を操ることができます。

このハイバックなら、720をはじめとする高回転からスローな低回転トリックまで万能にこなせます。

本当に、ジェネシスに慣れると他のモデルは難しくて乗り換えることができませんね。

以下はジェネシスの滑走動画です。

包み込むようなホールド感!サロモン HOLOGRAM(女性サイズあり)

定価50,600円(税込)
フレックスミドル
使用ライダー田中ポール和樹(SALOMON)
スタイル乗り系

総合評価:3.75 軽快感4/反応5/剛性4/コスパ2

わざわざ3大ブランドを差し置いて紹介するには、それなりの意味があります。

ホログラムはフィット感抜群のビンディング。

他ブランドはレスポンスを良くするために、ハイバックやベースプレートを固くしてたんですよ。

しかし、ビンディングを固くすることによって遊び(ニュートラルポジション)が無くなったり重量が増すので、初中級者には乗りづらいものでした。

そんな評価を一変させたのがサロモンのホログラム。

ホログラム自体はミディアムフレックスですので、普通に考えるとハードフレックスのようなレスポンスは期待できません。

また、デザインも一見すると特に変わったところはないのですが、実はとても計算高く機能が仕組まれています。

まずはサロモン独自のSHADOW FITテクノロジー。

ヒールカップがグニャッと曲がるほど柔らかく作られています。

このテクノロジーにより包み込むようなホールド感、360度の動きに柔軟に対応できるレスポンスを実現。

また、ヒールカップに2本のワイヤーのようなものが見えますよね。

このケブラークイックワイヤーにより、ハイバックやストラップの動きをパワーロスなくトゥまで伝えてくれます。

体を捻ったり曲げたりといったスタイルが出しやすいビンディングです。

以下はホログラムの滑走動画です。

圧倒的なコントロール性能!フラックス DS(女性サイズあり)

定価47,300円(税込)
フレックスミドル
使用ライダー京極翔吾(NUMBER)
神保賢一(ノベンバー)
スタイル乗り系

総合評価:3.75 軽快感4/反応4/剛性4/コスパ3

DSは筆者も使ってるので、機能性には太鼓判を押します!

なんと言っても、DS最大の特徴は圧倒的なコントロール性能でしょう。

大前提として、上級者となるには弱い力と強い力を使い分けられるビンディングが求められるわけです。

ひたすら高回転したいなら、とにかく反応の良いビンディングを探せばいい。

でも、上級者はそうではないですよね。

力技の720やギロチンも回せば、ソネとかシャッフル的なテクニカルトリックもやれば、あえて回転数を抑えてスタイル出しまくりの180もやるわけです。

そうなると、ただ反応の良いビンディングでは使い勝手が悪いんですよ。

引用:フラックス

そこで登場となるのがDS。

階段のように縁どられたハイバックは、弱い力と強い力を自在に使い分けられます。

ベースプレートがテコの原理で踏み込めるようになっており、力強く弾くほどパワーが何倍にも増幅されるんです。

さらにフォワードリーンやローテーションの自由度が高く、ツールレスで簡単に調整できる。

筆者はバーンコンディションが良い午前はラントリ、午後は低速グラトリなんて使い分けして遊んでます。

以下はDSの滑走動画です。

軽量で扱いやすいビンディングTOP3

この項では軽量で扱いやすいビンディングを厳選しました。

軽いだけだと安定感が失われてしまいますが、各社工夫してパフォーマンスを向上させています。

軽量ビンディングの代名詞!ユニオン ストラータ(女性モデルあり)

LEGACYが女性用になります。

定価41,800円(税込)
フレックスミドル
使用ライダーこきっすんさん
スタイル乗り系、飛び系

総合評価:3.75 軽快感4/反応4/剛性3/コスパ4

ユニオンの軽さは昔から有名で、今でも軽量ビンディングの代名詞です。

特にストラータは、シンプルなハイバックにストラップも最低限のクッションだけ。

なにより、他のブランドでは当然のようについているストラップカバーが無いいさぎよさです。

要は余計な部品がないので軽いんですよ。

出典:ユニオン

さらにストラータはミニディスクを採用しているので、板に接している面積がわずか5%。

フレックスを損なうことなく、板のポテンシャルを十分引き出すことができます。

剛性の高いアルミニウム・ヒールカップを採用しており、ライダーの動きをパワーロスなく板へ伝達してくれます。

実際に乗るとスケートライクというか、ビンディングに囚われず自由に動けるのがとてもおもしろいですね。

乗り系からシャッフルまで、スタイルを追求したいならストラータがおすすめです。

以下はストラータの滑走動画です。

可動域が広い!ドレイク リロードGT(女性サイズあり)

定価44,000円(税込)
フレックスミドル
使用ライダータッキーさん(FNTC)
中川 智貴(クロージャ)
岸波秀樹(011)
スタイル乗り系

総合評価:3.75 軽快感4/反応4/剛性4/コスパ3

私の大好きなライダー、You Tube「スノボー先生」のタッキーこと瀧澤憲一プロやクロージャの中川智貴プロが使っているビンディングです。

もともとノーマルのリロードもグラトリ用ビンディングとして人気は高かったのですが、とうとう24-25シーズンから、よりグラトリに特化した軽量のリロードGTが発売されました。

リロードは足首の可動域が広く、ひざを入れやすいのが特徴です。

実際乗ってみましたが、トリック前のタメが深く踏み込めるのでやりやすかったです。

あと、足首が自在になると、着地でミスったときのリカバリもしやすいですよ。

また、足裏のクッションが厚いので衝撃をしっかり吸収。結果的に安定した着地ができるわけです。

出典:ドレイクホームページより

また、アシンメトリーに成形されたアンクルストラップも革新的!

なんと、ストラップを入れ替えることで、同じビンディングで異なる乗り心地を体験できるのです。

たとえばルーズなセッティングにすれば、ひざを内側に入れやすく、ダックスタンスでもキレのあるカービングができるようになります。

カービングや高回転もできますが、個人的にはスタイル出しまくりのシャッフルや乗り系トリックにおすすめしたいビンディングです。

以下はリロードの滑走動画です。

いぐっちゃんも使用する歴史ある名機!バートン CARTEL(女性モデルあり)

レクサが女性モデルになります。

定価46,200円(税込)
フレックスミドル
使用ライダーいぐっちゃん
スタイル回転系、ラントリ

総合評価:3.50 軽快感3/反応4/剛性4/コスパ3

バートンの裏フラッグシップモデルとも言うべき、永遠のスタンダードcartel。

私も現役時代使用していたモデルの一つです。

もうバートンといえば剛性でしょう。どんなバーンコンディションでも一切ぶれないです。

いや、ユニオンやフラックスでも工夫はしてるんですよ。

でも、フレキシブル(柔軟性)や軽量化をすると、物理的な剛性って失われるものなんです。

バートンは見ての通り骨太なベースプレート・ハイバックなので、安定感のあるグラトリができます。

出典:バートン

■剛性が高いバインのメリット

  • 高速でもぶれない
  • ボコボコバーンでも安定する
  • パワーロスが少ない
  • 反応が早い
  • トーションが使いやすい

どちらかといえば、高回転主義のパワー系グラトラーにピッタリのビンディングですね。

軽量なユニオンやフレキシブルなフラックスがいまいち合わないという方は、ぜひ乗ってみてください。

間違いなくグラトリの精度がアップしますよ。

安いのに高機能!コスパ最強のグラトリ用ビンディングTOP3

グラトリを始めたての初心者の方でも購入しやすい、安価なグラトリ用ビンディングを紹介します。

安いとはいえ機能性は高く、ご自身の実力を十分に発揮することができますよ。

コスパも機能性も高い!フラックス PR(女性サイズあり)

定価28,600円(税込)
フレックスソフト
特徴操作しやすい
スタイル乗り系、初心者

総合評価:3.50 軽快感3/反応3/剛性3/コスパ5

フラックスPRは、このクラスではコスパ最強のグラトリ用ビンディングとしておすすめです。

同クラスのフラックスEMより、定価で5,000円くらいやすいですからね。

ハイバックがハニカム(蜂の巣)構造になっており、剛性を損なうことなく軽量化に成功しました。

また、ハイバック自体は柔らかいものの、3方向に伸びた骨組みがしっかりパワーを伝達。

実際乗りましたが、早い力にはレスポンスよく遅い力にはゆっくり反応するので、乗り系からサシ系まで思い通りのグラトリが楽しめました。

オートマチックに動いてくれるので、乗り手が未熟でも十分カバーしてくれますよ。

なにより型落ちなら2万円を切る価格帯は、グラトリ初心者の方には優しいですよね。

とりあえず「ビンディングの良し悪しが分からない」という方は、PRを買っておけば間違いありません。

コントロールが容易なバイン!フラックス EM(女性サイズあり)

定価33,000円(税込)
フレックスソフトミドル
特徴反応が良い
スタイル回転系、初心者

総合評価:3.25 軽快感2/反応3/剛性3/コスパ5

ドレイクのライダーであるタッキーさんも思わず自分のブランドを押しのけておすすめしてしまう(笑)グラトリ用ビンディングがEMです。

見た目とは裏腹に軽快で、反応抜群のビンディングに仕上がっています。

なぜ反応が良いかというと、PRよりもトーション(ねじり)を意識したベースになっているからです。

PRとEMのコンセプトの違いは、ハイバックを見れば一目瞭然ですね。

Y字に骨組みされたPRに対して、H字のEMがトーションを意識していることは明らかです。

トーションは回転系トリックやカービングでエッジを引っ掛ける時に、とても大事な要素。

筆者が実際に乗った時は、ノーリー系の技が引っ掛けやすく、カービングもやりやすかったです。

EMはベースプレートやハイバックの剛性が抜群なので、ボーダーの動きを素早くボードに伝えてくれます。

オートマチックに動いてくれるPRよりもマニュアル操作が必要ですが、高回転やラントリ志向の方にはピッタリのビンディングと言えるでしょう。

このクラスではあり得ない軽さ!ユニオン フライトプロ(女性モデルあり)

ROSAが女性用になります。

定価フレックス特徴スタイル
31,900円(税込)ミドルソフトとにかく軽い乗り系、初心者
定価31,900円(税込)
フレックスミドルソフト
特徴とにかく軽い
スタイル乗り系、初心者

総合評価:3.25 軽快感3/反応3/剛性2/コスパ5

フライトはその名の通り、このクラスではありえない軽さのビンディングです。

実際、フラックスPRやバートンフリースタイル等…同クラスのモデルと比べても100g以上軽量!

軽量ビンディングは高速での安定感に欠けるというデメリットはあるものの、中低速域ならむしろメリットの方が大きいです。

当たり前ですが「軽量=高く飛べる」。

筆者が実際に乗った時は、滞空時間が長いので回転系やシャッフル系のトリックが軽快で簡単にメイクできました。

まさに女性や筋力に自身がない男性にもぴったりですね。

また、足先を包み込むようなハニカム形状のストラップは、強く締めなくてもしっかりフィットしてくれます。

「グラトリを練習してると足が痛くなって困る」なんてボーダーさんにおすすめのビンディングです。

リアエントリーバインのメリット・デメリットとおすすめモデル

スノーボードバインディングといえば、リアエントリーがありますよね。

ずばり、リアエントリーがおすすめのボーダーは以下のとおりです。

  • ヒトリスト
  • オフトレ施設、室内ゲレンデによく行く方
  • オープン直後のスキー場で滑る方
  • ストラップタイプだと足が痛くなる方
  • カービング・ラントリメインで滑る方

リアエントリーのメリット・デメリットは以下の記事で解説してますので、当てはまった方は参考にしてみてください。

リアエントリーバインディングのメリット・デメリットとおすすめモデル

ジャンル別!人気スノボビンディング30ブランド一覧

以下の記事では、有名ブランドからマニアックな玄人向けブランドまで、ビンディングブランドをまとめました。

  • あのブランドなんて言ったっけ?
  • ゲレンデで被らないブランドを探したい!
  • ビンディング探しているけど、どんなブランドがあるか分からない…

そんな方はぜひチェックしてみてください。

ジャンル別!人気スノボビンディング30ブランド一覧

業界のプロ達に聞いた!グラトリにおすすめのボード&ビンディング

冒頭でもお話した通り、筆者にはショップ店長やプロライダー、イントラの友人・知人がたくさんおります。

以下の記事では、そんなプロ達の情報やアンケートを元に、グラトリにおすすめのボードやブーツを特集してます。

グラトリは3種のギアが揃ってこそ実力が発揮できますからね。

気になる方は、以下の記事も参照ください。

人気ライダーさん達に聞いた!おすすめのグラトリ板16選

プロライダーやショップ店長に聞いた!グラトリにおすすめのブーツ10選

まとめ

順位ブランド/モデル定価フレックススタイル
1フラックス/GT47,300円(税込)ミドル万能
2ユニオン/ウルトラ47,300円(税込)ミドルソフト万能
3バートン/ジェネシス66,000円(税込)ミドルハード回転系・ラントリ
4サロモン/ホログラム50,600円(税込)ミドル乗り系
5フラックス/DS47,300円(税込)ミドル乗り系
6ユニオン/ストラータ41,800円(税込)ミドル乗り系・飛び系
7ドレイク/リロードGT44,000円(税込)ミドル乗り系
8バートン/カーテル46,200円(税込)ミドル回転系・ラントリ
9フラックス/PR28,600円(税込)ソフト乗り系・初心者
10フラックス/EM33,000円(税込)ソフトミドル回転系・初心者
11ユニオン/フライトプロ31,900円(税込)ミドルソフト乗り系・初心者

私の経験や試乗会、はたまたショップや友人の評判まで総合しておすすめのグラトリ用ビンディングをピックアップしてみました。

お役に立てる記事だとは自負していますので、みなさんのビンディング選びの参考になったら嬉しいですね。

そして、なにより一番大事なことは練習です。

いくら良い道具を買っても、練習しなければ乗りこなせるようにはなりません。

買って満足ではなく、最強のビンディングを購入したら速攻ゲレンデへGOですね(笑)

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。