スノボのリフト降り方→板を進行方向へ向けソファーから立ち上がる要領で降りる

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こんにちは、20年以上スノーボードやっている元インストラクターの、らくスノです。

「リフトが怖くて降りられない」なんて方も多いと思います。

でもね、実はスノーボードを片足でコントロールするのは上級者でも難しいんですよ。だから片足で板をコントロールしようとしてはいけません。

リフトから降車するコツは、板を進行方向へ向け、ソファーから立ち上がる要領で降りるだけ。

今回は数百人の方を教えてきた筆者が、初心者の方でも簡単にリフトから降車する方法をお教えしたいと思います。

この記事を最後まで読めば、もうリフトでコケることはなくなりますよ!

リフト降車時にコケてしまう4つの理由

リフト降車時にコケてしまう4つの理由

そもそも、なぜリフトから降りるときにコケてしまうのでしょうか。

  • 定員MAXでリフトに乗っている
  • 片足で板をコントロールしようとしている
  • 人につかまっている
  • リフトの支柱や背もたれにつかまっている

逆にいえば、上記を気をつければ初心者の方でもコケずに降車することができます。

次項から詳しく解説させていただきます。

定員MAXでリフトに乗っている

リフトの定員MAXで乗車すると、相手との間隔が近いので降車が難しいです。

たとえば大きなスキー場だとメインリフトがクワッド(4人乗り)なことも多いですが、定員MAXで乗ると、元イントラの筆者でさえ降車に気を使います。

たとえば4人乗りリフトなら2~3人で乗車することをおすすめします。

相手との間隔が空けば、降車時に自分の思った方向へ進まなくても、人とぶつかってコケる可能性は減りますよね。

降車時に片足で板をコントロールしようとしている

降車時にボードを無理矢理コントロールしようとすると、かえってバランスを崩しコケてしまいます。そもそも板を片足で操るには相当なテクニックが必要ですからね。

初心者の方は、降車時に思った方向へ進まなくても、無理にコントロールする必要はありません。

もし隣の人とぶつかりそうになったら「わ~ぶつかる~!」と声をかけ警告してください。そして相手の背中などに手を添えるようにします。

ただし、くれぐれもつかまったり押したりしてはダメですよ。

人につかまっている

同乗者に掴まったりもたれたりすると、自分の姿勢が崩れてしまうのでNG。

「手をつなぎながら」とか「腰に手を添えて」とか、よく降車場で見ます。

特にカップルにありがちですね(笑)彼氏が初心者の彼女の手を取って、一緒に降りるみたいな…

しかし、上級者でもこの降り方は難しいです。なぜなら、手や腰を握っている時点で両者の体軸バランスが崩れているから。

リフトは姿勢をまっすぐにして降りないと、バランスを崩しやすくなるんですよ。

リフトの支柱や背もたれにつかまっている

降りるときに支柱や背もたれにつかまっている方、けっこう多いのではないでしょうか。

前項と同じく、支柱や背もたれにつかまっている時点で体軸バランスが崩れているんですよ。

また、降車時に推進力を得るため支柱やシートを押す行為も、一気にバランスを崩す原因です。

推進力をつけなくても、降車場所は緩斜面になっているので自然に板が走り出します。

スノボのリフトの降り方!板を進行方向に向けて立ち上がるだけ

【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる
【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる

では、どのようにすればコケずに降りられるのでしょうか?

それは、板を進行方向へ向けて普通に立ち上がるだけです。

上のGIFは、以前私がレッスンしたカップル。初リフトですが、うまく降車できてますよね。このように板を進行方向へ向けてスッと立ち上がるだけで簡単に降りることができます

よく下記のようなハウツーを見かけます。

  • 背筋を伸ばして
  • 進行方向を視線で確認して
  • 重心は板の真ん中
  • 両手を広げて

たしかに間違ってはいませんが、人間は複数のことを同時に教えられてもできないんですよ。頭では分かったつもりでも、いざ降車になると焦ってそれどころではなくなります。

だから最初は「板を進行方向へ向けて立ち上がること」だけ意識すればOKです。

後ろ足はビンディングの少し前に置く

降車時はビンディングの前に足を乗せます。あとは板を進行方向に向けてスッと立ち上がるだけ!

実際にリフトに乗ってみましょう。

写真のように、降車時は後ろ足のビンディングの少し前に後ろ足を乗せます。

あとは進行方向へ板を向けて、スッと立ち上がるだけ。他のことは一切意識しなくてOK!

おどろくほど簡単に降車できますよ。

リフト乗車時はハイバックを倒す

リフトに挟まれると危険なので、乗車時はビンディングのハイバック(背もたれのような部分)を倒すようクセづけましょう。

リフトへ乗車する際は、必ず装着してない方のハイバック(背もたれの部分)を倒してください。

ハイバックが立ったままだと、バインディングがリフトに挟まれ危険です。

日頃から装着時以外はハイバックを倒す癖をつけておきましょう。

リフトから降りる動作はソファーから立ち上がるのと一緒

リフトから降りる時の動作は、ベンチやソファーから立ち上がる動作とまったく一緒

「そもそもリフトからスムーズに立ち上がることができません…」

私もイントラ時代によく生徒さんに相談されましたが、皆さん難しく考えすぎです。

実はリフトから降りる時の動作は、ベンチやソファーから立ち上がる動作とまったく一緒なんですよ。

実際に自宅のソファーで練習してみましょう。

スノーボードを装着している時のように下半身は横向き、両手は写真のように添えて構えます。

あとは、そのままスッと立ち上がるだけ。誰でもできますね。

「背筋を伸ばして」とか「板の中心に乗って」とか、余計なことを考える必要はありません。

写真のようにまっすぐ立ち上がるのが、バランスを崩さずにリフトから降りるもっとも簡単な方法です。

実際のリフトから降りる際も、ソファーから立ち上がるイメージでチャレンジしてみてください。

スノボ初心者が1時間で滑れるようになる練習方法

スノボ初心者が1時間で滑れるようになる練習方法

私はイントラ時代にたくさんの方を教えました。

でね、お金をいただいている以上、老若男女どんな方でもレッスン時間内に滑れるようにしないといけません。

そこで編み出したのがこのメソッドというわけです。

  1. 基本姿勢を覚える(5分)
  2. 安全な転び方を覚える(10分)
  3. 曲がり方を覚える(20分)
  4. リフトの降り方を覚える(5分)
  5. 横滑りを覚える(10分)
  6. 大回りで滑る(10分)

そうです、たった6ステップで良いんです。

今回のリフトの降り方はステップ4の内容になります。他のコツも詳しく知りたい方は下記の記事も合わせて参照ください。

元イントラが教える!スノボ初心者がたった1時間で滑れるようになるコツ

まとめ

【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる
【GIF】コツさえ知っていれば、初リフトでもコケずに降車できる

動画は筆者の生徒さんですが、GIFの通り最初からコケずに降車できてますよね。

リフトから降りるのに何も難しいことはありません。板を進行方向へ向けて普通に立ち上がるだけ。

「初心者だけど、なんか降りられる気がしてきた!」

その通りです!誰でもできます。

ぜひ、家のソファーや公園のベンチでイメトレしてみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。