【スキー場バイト】ホテルの仕事ってきついの?社長と女将さんに直接聞いてみた!

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こんにちは、スキー場で2シーズン働いていた元イントラの、らくスノです。

「スキー場のホテルの仕事ってなにやるの?仕事はきつい?」

そう疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

スキー場バイトの定番といえば、ホテル・旅館の仕事ですよね。

でも、ツイッターやインターネットの口コミを見ると、「仕事が忙しくてつらい…」なんて噂を耳にします。

では実際のところどうなんでしょうか?

今回は志賀高原にあるホテル、スイスインの社長と若女将のなおさんにスキー場ホテルの仕事についてインタビューさせていただきました。

この記事を最後まで読めば、スキー場ホテルの仕事に関する悩みがすべて解消されますよ!

スキー場ホテルの仕事は一生の仲間に出会える

※インタビューに答えていただいた社長と若女将のなおさん

■ホテルのバイトはきついですか?

やはり年末年始などの繁忙期は朝が早く拘束時間も長いので、物理的にきついですね。

あと基本はスキー場内の職場と寮の往復だけなので、街への買い物が大変です。それでも今はアマゾンの宅配が使えるのでとても便利になりました。

■理不尽なクレームを受けることもある?

確かにフロント業務なら理不尽なクレームを受けることもありますが、ある程度場数を踏んだ従業員にしかやらせません。少なくともバイトの子がクレームを受けることはほとんど無いですよ。

■ホテルの仕事の良いところは?

従業員同士の絆が生まれてくるところですね。各地から「雪山好き」という共通点のある人達が集まってきますし、辛いときも楽しいときも一緒にいるので、数週間という短い期間でも一生の仲間になるようです。

あと、お客様も含め、日頃絶対に出会わないような人と話せることですかね。ホテルのまかないや温泉、寮からの絶景も楽しみの一つみたいです。

とにかくスキー場のような特殊な環境は自分を変えられるチャンスだと思いますよ。

未経験でもOK!休みの日はスキー・スノボが満喫できる

■ホテルの仕事って何をやるのですか?

各部屋の清掃、レストランのホールスタッフが一番多いですね。

調理補助、フロント、送迎、レンタルなど…ある程度技術が伴う仕事は、しっかり面談してから決めてます。何も経験なければルーム清掃・ホールスタッフからスタートです。

■ホテルでの就業や接客経験が無くても大丈夫ですか?

そこまで難しいことはやってないので、一般常識さえあれば問題ありません。そもそもこのホテルに泊まる人はほとんどがレジャーなので、必要以上にかしこまらず、フレンドリーに接客するよう伝えています。

ただし、時間にルーズな方はダメですね。

■1日の労働時間はどのくらい?

週末や繁忙期でも変わりますが、

  • 6:30〜出勤・朝食準備
  • 7:30〜朝食(お客さん)
  • 9:00〜小休憩、スタッフが交代で朝食を済ませる
  • 10:00〜部屋掃除・次のお客さんを迎える準備
  • 12:00〜16:00中抜け(中休憩)
  • 16:00〜夕食準備
  • 18:00〜夕食(お客さん)
  • 19:30〜スタッフが交代で夕食を済ませ終了

※実質労働時間は8時間前後

だいたいこんなスケジュールです。

■休みは週どのくらい?

大体平日は暇なので、週3〜休むこともできます。むしろ週末の金土日だけ働きたいという人は(シフト調整しやすいので)こちらも助かりますね。そもそもスキー場バイトでガッツリ稼ごうという人は少ないので、休みはスキー・スノボや志賀高原の自然を満喫してますよ。

■休みの日は副業している子もいるとか?

フリーランスの子も多いですよ。今はパソコン一台あればどこでも仕事できますからね。

ただし、なるべく要望は聞きますが年末年始はもちろん団体貸し切りで急に忙しくなることもあるので、そういう時は出勤をお願いしてます。

■従業員の方はどのくらいいらっしゃいますか?

今(取材した3月)は10人ですが、繁忙期には20人くらいいます。

■途中で辞めてしまう子はいないんですか?

当然います。理由は環境や人間関係が合わなかったり、家族の都合などです。でも、短期バイトの方が多いので、途中で辞める人はまれですね。

嗜好品さえ我慢すれば一冬でまとまったお金が貯まります

■お給料はどのくらい?

もちろん職種やシフトによりますが、1ヶ月15万円くらいは稼げると思います。しかも食事や寮費は無料ですからね。でも最近は「たくさん稼ぎたい!」というより、ゆるく非日常を楽しみたいという子が増えてますよ。

■ぶっちゃけチップはもらえる?

高級ホテル・旅館で働けばあるかもしれませんが、うちは無いですね(笑)

■残業代はありますか?

繁忙期は定時を過ぎることもあるので、残業手当は出します。

■お金は貯まりますか?

タバコやお酒、お菓子など嗜好品を我慢すれば、一冬で相当貯まると思いますよ。

うちのホテルはスキー・スノボすることを推奨してます

■スキー・スノボはどのくらい滑れますか?

12:00〜16:00の中抜け(中休憩)や休日はスキー・スノボが滑れます。

特にうちのバイトスタッフにはスキー・スノボすることを推奨してます。お客さんにスキー場のコンディションやコースのことを聞かれることもありますし、なによりストレス解消できますからね。

■リフト券は貸し出してもらえますか?

中央エリアだけのリフト券ですが、無料で貸し出ししてます。レンタルも無料です。

アクティブに楽しめる子はスキー場バイトに向いています

※スイスインで仲良くなって、一緒にスノボ滑ったり、ゲームするようになったバイトの皆さん

■勤務期間はどのくらい?いつから募集してますか?

勤務期間は2週間(主に繁忙期)〜最長4ヶ月(12〜3月)。10月くらいから募集をかけます。

■バイトの採用基準は?

基本はラインやメールでやりとり。最終的には電話で条件を相談して決定します。

  • 住所
  • 名前
  • 年齢
  • 振込先
  • 緊急連絡先
  • 顔写真
  • 就業期間

必要な情報はこのくらい、学歴は関係ないです。

■制服はどうしたらいいですか?

ホールスタッフとして採用した時は「ブラウス(Yシャツ)、黒系のパンツ、ネクタイは持ってきて」と言います。ルーム清掃のときはジャージなど動きやすい服装を推奨してます。

■みんなどこから来ているのですか?

人口比率的にも、関東圏から来る子が多いですね。もともと志賀高原自体、関東圏から来るお客さんが多いですからね。

■バイトの年齢層は?

下は10代から上は40代まで働いています。ボリューム的には20代が多いです。10年前までは私(社長)が一番年下だったのですが(笑)今では私が一番歳上なので、だいぶ若返りましたよ。

■具体的にはどんな人が働いてますか?

  • 就職が決まっているとか、夏休み、冬休みの学生さん
  • 転職の合間で働きにくる方
  • フリーランスの方(バイトの合間に自分の仕事をこなす)

色々な方がいます。

■どんな子がホテルのバイトに向いていますか?

アクティブにスキー・スノボや志賀高原の自然を楽しめる子がスキー場バイトに向いていると思います。やっぱり毎日ホテルと寮の往復じゃ気持ちも暗くなりますからね。

あと将来的に田舎暮らしを考えている方が、お試しで働くのもいいですよ。

■短期でも働けますか?

年末年始の繁忙期は短期で働いてもらっている人もいます。募集だと最低2週間くらいからですね。

ただ、そういう子にも志賀高原を楽しんで欲しいので、無理やりシフトをいじって「スキーしてこい!」って言ってます(笑)

寮は個室!まかないは板長の手作りで大浴場にも入れます

■寮はどんな感じ?

6畳程度の個室が20部屋、カップルや夫婦で暮らせる部屋も4室程度あります。トイレが共用でお風呂は大浴場に入れます。

■テレビ、洗濯機、ベッド等…生活に必要な家具家電はありますか?

一通りありますので、生活に困ることはありません。最近は「Wi-Fi使いたい」って要望が多いので、しっかり完備してます。

■どんなまかないが出ますか?

お客さんに提供したバイキングのあまりが食べられます。でも、そればっかりだと飽きるので、うちの板長がスタッフ用に作ってくれることもありますよ。

特にお昼ごはんは、(宿泊客への食事提供が無いので)ほとんど板長の手作りですよ。ご飯も好きなだけ自分でよそえるし、「まかないが足りない」ということはないと思います。

■コンビニ・スーパー・ドラッグストアはある?

このあたりには無いですが(笑)車での買い出しには付き合うので、困ることはないと思います。

【取材協力】志賀高原スイスイン

目の前がコースという、好立地に恵まれた志賀高原中央エリアにあるホテルスイスイン。

窓からも展望も良く、リピーターや長期滞在のお客さんも多いそうです。

1泊2食(食べ放題)で¥9,850〜宿泊できる価格帯も魅力的!

詳しく知りたい方は、公式ホームページやツイッターをチェックしてください。

スイスインホームページ

女将さんのツイッター

まとめ

女将さん自身、もともと名古屋出身なので、移住者ならではのリアルなお話を聞くことができました。

「スキー場という特殊な環境をいかに楽しめるかが、バイトを楽しむコツ」とおっしゃるお二人。

私もお話を聞いているうちに、スキー場で働きたくなってきました(笑)

人生において、リゾートバイトができるチャンスはそう多くありません。

迷っているなら、ぜひ挑戦してみてください。

人生観が変わるかもしれませんよ!

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。