超人気スキー・スノボゴーグル!ドラゴンPXVを3年間使って分かったメリット・デメリット

超人気スキー・スノボゴーグル!ドラゴンPXVを3年間使って分かったメリット・デメリット
※本ページは広告が含まれています。

こんにちは、20年以上スノーボードやっている元イントラの、らくスノです。

ドラゴンのゴーグルPXVは18-19シーズンの発売以来爆発的な人気を獲得しており、プロアマ問わず様々なスキーヤー・スノーボーダーに愛用されています。

筆者が3年間使ってみて感じたメリット・デメリットは以下の通りです。

■ドラゴンPXVのメリット

  • フレームが視界に入らない!圧倒的な視野の広さ
  • レンズの歪みが少ないので酔わない
  • ルーマレンズの雪面の見やすさがチート級

■ドラゴンPXVのデメリット

  • とにかくレンズ交換が面倒
  • 密閉性が高すぎて暑い日は曇りやすい
  • 専用ヘルメットがない

次項から順番にレビューしていきます。

※当コンテンツの商品はすべて自費で購入しております。メーカーから一切報酬を得ていません。評価・選定基準のガイドラインに関してはこちらを参照ください。

ドラゴンのゴーグルPXVが圧倒的な評価を得ている3つの理由

雑誌フリーランの人気ゴーグルアンケートでも、発売から5シーズンも1位を獲得しているPXV。

雑誌フリーランの人気ゴーグルアンケートでも、発売から5シーズンも1位を獲得しているPXV。※22-23シーズンだけ惜しくも2位でした。

でも、なぜ一般ユーザー・ショップ問わずこれほどの評価を得ているのでしょうか。

■ドラゴンPXVが評価されている3つの理由

  1. 圧倒的な視界の広さ
  2. 半球面レンズで歪みがない
  3. 抜群のコントラスト

次項から詳しく解説していきます。

視界にフレームが入らない!圧倒的な視野の広さ

他ブランド(上)、PXV(下)

なんと言ってもドラゴンPXVの一番の特徴は圧倒的な視野の広さでしょう。PXVのフレームは約200度あるといわれている人間の視界をすべてカバー。(パノテックレンズ)

視野にフレームが入らないので、まるで裸眼で滑っているような感覚になります。他モデルのゴーグルと比べると、湾曲の違いがはっきり分かりますね。

たとえばショップとかで、スミスやオークリーなど他の一流ブランドと比べてみると、よりPXVの視界の広さが分かりますよ。

雪面や周りの状況を広く認識しながら滑走できるので、転倒・他の滑走者との接触リスクを低減してくれます。

歪みがない半球面レンズ

レンズが少し球面になっている

球面レンズって「視界が広く曇りにくい」というメリットがある反面、レンズが歪みやすいのがデメリットなんですよね。

たとえばゴーグルを着用した状態で上下を視界を確認すると、微妙に景色が歪んでて、中には酔ってしまう人もいるくらいです。

そこでPXVは、半球面レンズを採用しました。基本は平面レンズなのに少し球面。

つまり視界が広く歪みづらい、それでいてまったく曇らないという最強のゴーグルになったわけです。

ルーマレンズの雪面の見やすさがチート級

日本人の黒い瞳に特化した、ジャパンルーマレンズを採用。雪面の凹凸がくっきり見える視界を提供してくれます。

実際、降雪時なんかほとんど雪面が見えないじゃないですか。でも、PXVだと凹凸がくっきり見えるんですよ。

以前バックカントリーで、仲間から「こんなに視界が悪いのに、なんでそんなに攻めた滑りができるの?」なんて聞かれたこともあります。

いやいや、視界が悪い状態でも攻められるのは、私の実力ではなくPXVだから雪面がはっきり見えてるだけ(笑)

筆者自身スミスやオークリー、ダイスなど一流メーカーを使ってきましたが、視界の広さとレンズクオリティーは間違いないくドラゴンPXVが最強です。

3年使って分かった!ドラゴンPXV3つのデメリット

最初は「ドラゴンPXV最強じゃん!」なんて調子良く使ってたんですが、3年も使うと不満に思う点も出てきます。

■ドラゴンPXVのデメリット

  • とにかくレンズ交換が面倒
  • 密閉性が高すぎて暑い日は曇りやすい
  • 専用ヘルメットがない

これらが不満に思う方は、ゴーグル選びに再考の余地があるかもしれません。次項から順番に解説します。

とにかくレンズ交換が面倒

https://twitter.com/rakusnowkousiki/status/1837450167278358537

筆者が一番不満に思った点は、とにかく「レンズ交換が面倒」ということです。

たしかに構造は簡単なんです。ゴーグルとレンズの凹凸をレゴブロックのように合わせるだけ。

でもね、実際やってみると分かるんですがゴーグルがぐにゃぐにゃで、なかなかジョイントできないんですよ。

実際実験したらマグネットゴーグル6秒に対して、PXVは47秒もかかりました。

それでも、まだ家ならいいんです。たとえば転倒してゴーグルに雪が付着しちゃって、その場でレンズを交換したい時になかなかジョイントできないと、めちゃくちゃイライラするんですよ。

今はスミスを筆頭に、激安ブランドでも秒でレンズ交換できるマグネットフレームを採用してますからね。

スキー場やバックカントリーでよくレンズを拭いたり交換をされる方は、このあと紹介する別ブランドをおすすめします。

密閉性が高すぎて暑い日は曇りやすい

PXVって正規品はジャパンフィットなので、本当にフィット感は抜群なんですよ。でもね、密閉性が高すぎて、気温が高い日はよくレンズが曇る

ゴーグルが曇る原因は結露。汗をかくと外気との温度差でレンズが曇るというわけです。

一応PXVはアンチフォグってレンズに水滴がつきづらいドラゴン独自のシステムを採用してますが、物理的な限界はありますからね。

たとえば、このあと紹介するダイスやスワンズはA-BLOW SYSTEMと呼ばれる、レンズがせり出す空気の循環システムを採用。

スミスはそもそもマグネットフレームなので、レンズごと取ってしまうことで結露対策ができます。

でもドラゴンPXVってその辺の機能がないので、現状はゴーグルごと外すってアナログな対策しかできないんですよね。

専用ヘルメットがない

実はドラゴンってヘルメットを販売してないんですよね。スミスやアノン、オークリーならヘルメットも販売しているので、同じブランドで揃えればフィット感も抜群です。

それにブランドによっては、ゴーグルとヘルメットを揃えると、ベンチレーションがジョイントできるようになってます。

でもドラゴンは強制的に他ブランドのヘルメットを使用しなければなりません。実際私はスミスのヘルメットを使ってますが、PXVだと微妙に隙間ができるんですよ。

滑走に影響が出るほどではありませんが、ヘルメットとの相性にこだわる方は再考の余地があるかもしれません。

プロライダーやショップ店長に聞いた!おすすめのゴーグル11選

モデル名定価総合評価視界の広さ曇りにくさ機能性コスパ
ドラゴンPXV33,550円(税込)★4.55553
スミス4Dマグ58,300円(税込)★4.255552
OCスタイルICEG-913H3,990円(税込)★4.254445
ダイスBANK30,800円(税込)★4.044.54.53
オークリーFlight Deck33,000円(税込)★4.05443
アックスAX90019,800円(税込)★4.03.54.544
リボルトSUPER LIGHT FRAME29,700円(税込)★3.753.54.543
スミスTHE NORTH FACE35,000円(税込)★3.754.54.533
ボルコムFOOTPRINTS20,900円(税込)★3.754.543.53
アマゾン/OMATA1,980円(税込)★3.754335
ハイマスマニア4,980円(税込)★3.503344
カーバスGENDERLESS6,380円(税込)★3.503335

「レンズ交換が面倒」「暑い日は曇りやすい」など、PXVのデメリットが気になった方は、他のブランドも検討してみましょう。

以下の記事では、知人のショップ店長やライダーさんに聞いた中で、特におすすめのスノーゴーグルを特集してみました。

最新機能を搭載したモデルからハイクオリティーの激安ブランドまで、人気ゴーグルばかりです。

業界のプロ達に聞いた!おすすめのスノボゴーグル11選

まとめ

■ドラゴンPXVのメリット

  • フレームが視界に入らない!圧倒的な視野の広さ
  • レンズの歪みが少ないので酔わない
  • ルーマレンズの雪面の見やすさがチート級

■ドラゴンPXVのデメリット

  • とにかくレンズ交換が面倒
  • 密閉性が高すぎて暑い日は曇りやすい
  • 専用ヘルメットがない

私も色々なゴーグル使って来ましたが、一旦PXVに慣れてしまうと他ブランドのゴーグルを使う気がしなくなります。そのくらい完成度の高いゴーグルに仕上がってますね。

見た目もかっこいいし、間違いなくゴーグルへのストレスが軽減されますよ。

ただし、デメリットがあるのも事実。自分には合わないと感じたら、別のブランドを検討するのもありだと思います。

超人気スキー・スノボゴーグル!ドラゴンPXVを3年間使って分かったメリット・デメリット

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。