スノーボードブーツかかと浮きの原因と100%防止する6つの方法

こんにちは!20年以上スノーボードをやっている元イントラの、らくスノです。

トーエッジ(つま先側)に荷重したとき、ブーツの中でかかとが浮くのが気になる…」なんてお悩みの方、実はめちゃくちゃ多いのではないでしょうか?

ターンやトリックをするときにブーツの中でかかとが浮いてしまうと、自分のパワーがうまくボードに伝わらなくなってしまいます

そうなると、滑りの上達が遅れてしまう原因になるのはもちろん、擦れて痛い「靴擦れ(くつづれ)」を引き起こす原因にもなってしまうんです。せっかくの楽しいスノボが台無しになっちゃいますよね。

そこで今回は、スノボブーツのかかとが浮いてしまう根本的な原因と、今すぐ実践できる6つの防止・対策方法をプロの目線から分かりやすくまとめてみました。

この記事を最後まで読めば、ブーツのかかと浮きに関する悩みはすべてスッキリ解決して、もっと思い通りにボードをコントロールできるようになりますよ!

元イントラでスノーボード専門ライター。数々の有名ライダーと取材経験あり。元々スロープスタイルの選手でしたが、 引退後はカービングやバックカントリーを中心にスノーボードを楽しんでいます。

スノーボードブーツのかかと浮きの原因は5つ

スノーボードブーツの中でかかとが浮いてしまう主な原因は、大きく分けて以下の5つです。

  • ブーツのサイズや足の形(フィット感)が合っていない
  • ヒールホールドが弱い下位モデルや激安ブーツを履いている
  • 経年劣化でブーツ自体がヘタって(柔らかくなって)しまっている
  • ブーツの紐(シューレース)やボアの締め方が弱い
  • そもそも履くときにブーツの奥までしっかり足が入っていない

かかと浮きをピタッと止めるためには、まず「なぜ浮いているのか」という根本的な原因を特定することが何よりも大切です。原因に合っていない対策をしても、お金や時間がもったいないですからね。

まずはご自身のブーツや普段の履き方がどれに当てはまりそうか、1つずつチェックしていきましょう!

6つの方法でスノボブーツのかかと浮きを防ぐことができる

ここからは、元イントラの私が実践してきたスノボブーツのかかと浮きを劇的に防止・改善する6つの方法を具体的にご紹介します。

今あるブーツで今すぐ試せる手軽なカスタムから、次の一足を選ぶときのポイントまで、効果的な対策をまとめました。

  • 方法1:高性能な「インソール」に交換してブーツの中の隙間を埋める
  • 方法2:コスパ最強の「ブーツパッド」をインナーに貼ってホールドする
  • 方法3:魔法の板「パワーライド」を挟んで足首の遊びをゼロにする
  • 方法4:そもそもブーツの奥まで足を入れるように「正しくフィッティング」し直す
  • 方法5:圧倒的な締め付け力を持つ「BOA(ボア)ブーツ」を購入する
  • 方法6:足の甲とスネを完全に固定できる「紐の締め分けが可能な上位モデル」を購入する

お金をかけずに今すぐ試せる方法もたくさんありますよ。

それでは次のパートから、それぞれの具体的な使い方や選び方のコツを1つずつ詳しくお話ししていきますね!

インソールでブーツの隙間を埋める

まず一番手軽で効果的なのが、ブーツのインソール(中敷き)を別売りの高性能なものに交換することです。

作戦としてはめちゃくちゃシンプルで、純正よりもホールド感や厚みのあるインソールに変えることで、ブーツの中にできた「かかとの隙間」をギュッと埋めてしまおうというわけです。

そもそも、スノボブーツを購入したときに最初から付いている純正インソールは、正直ペラペラで足の形にフィットしない、あまり質が良いとは言えないものが多いんですよね。そのため、中上級者のスノーボーダーであれば、ほとんどの人が別売りの高性能インソールに買い換えて滑っています

多少のサイズ違いや、ちょっとしたフィット感のズレが原因で起きているかかと浮きなら、インソールを変えるだけで十分すぎるほど解消できますよ

本当なら「自分の足型に合わせるオーダーメイドのインソールが一番おすすめ!」と言いたいところですが、オーダーすると普通に2万円前後はしちゃいます(笑)。

そこまでお金は出せないという方には、「スーパーフィート(Superfeet)」か「シダス(SIDAS)」というブランドのインソールが間違いなくおすすめです!

実際、私のX(旧Twitter)でのアンケートでも、スノーボーダーが使っているインソールはこの2つのブランドがダントツの人気を誇っていました。

なお、あなたに合ったインソールの正しい選び方や、スノボにイチオシの人気おすすめモデルについては、別の記事でめちゃくちゃ詳しく解説しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

スキー・スノボにおすすめのインソールブランドと選び方のコツ教えます!

今持っているブーツでかかと浮きを防ぎたい方はブーツパットがおすすめ!

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6つの方法の中で、私が個人的に一番おすすめしたいコスパ最強の対策が「ブーツパッド」です!

実際、私も自分のブーツのかかと浮きが気になったときに使ってみたのですが、アキレス腱を左右からキュッと包み込むようにホールドしてくれるので、あんなに悩んでいたかかと浮きが一気に解消されました。

このブーツパッドの素晴らしいところは、ゴリゴリのカービングマニアから、グラトリ、パーク、バックカントリー派まで、すべての滑りのスタイルに対応できるという点です。

パッド自体が程よく柔らかい素材で作られているため、足首の可動域が狭まって動きづらくなるようなこともありません。私自身、実際に使ってみて特にデメリットは何も感じませんでした

しかも、ネット通販などで1,600円前後と驚くほどリーズナブルなうえに、装着もめちゃくちゃ簡単なんです。

使い方はとってもシンプルで、写真のようにインナーブーツの「かかと外側(くるぶしの後ろあたり)」に、かかと浮き防止用のパッドをペタッと貼るだけ

「新しく高いギアを買い替える余裕はないけど、今使っているお気に入りのブーツをなんとかしたい!」という方は、この「かかと浮きパッド」と、先ほどご紹介した「高性能インソール」の合わせ技が間違いなく最強の解決策になります。

楽天市場やAmazonでのユーザー評価もめちゃくちゃ高い隠れた名作カスタムなので、かかと浮きに悩んでいるなら絶対に試す価値アリですよ!

足の甲につけるサポーター!パワーライドを使用する

もしあなたがカービング志向なら、「パワーライド(POWERRIDE)」もめちゃくちゃおすすめです。

パワーライドとは、インナーブーツの足の甲(スネの手前)あたりに装着する特殊な成型プラスチック板(サポーター)のことで、これを入れるだけでブーツ全体の締め付け感とフィット感が格段にアップします。

私も実際に使用していますが、トーエッジ(つま先側)へ荷重したときのかかと浮きが本当に一切なくなりました。おかげで足元がピタッと安定し、余計なストレスをゼロにして思い通りにカービングを楽しめています。

ただし、導入するにあたっていくつか知っておいてほしい注意点もあります。

まず、楽天市場やAmazonなどで約6,000円前後と、先ほどのパッドに比べると少しお値段が高めです。

さらに、パワーライドを挟むことでブーツ自体のフレックス(硬さ)がグッと増して足首の可動域が狭くなるため、足元をルーズに動かしたい初心者の方や、グラトリ・パーク志向の方には正直あまり向きません

逆に言えば、「ブーツをカチッと硬くして、板へのパワー伝達を限界まで高めたい!」というカービング派のスノーボーダーにとっては、手放せなくなる魔法のアイテムですよ!

ブーツをフィッティングしなおす

今使っているブーツが完全にヘタって(柔らかくなって)しまっている場合は、残念ながら新しいブーツに買い換えるしか方法はありません

普段履いているスニーカーとまったく同じで、スノボブーツも何度も使っているうちに生地やインナーの張りがなくなり、クタクタになってしまうんですよね。

滑る頻度やブランド、滑走スタイルにもよりますが、スノボブーツの寿命はおおむね「購入から40〜50日滑走」が買い替えの目安になります。これくらい滑ると、どんなハイエンドブーツでもホールド力は落ちてしまいます。

もし「自分のブーツが本当にヘタっているのか分からない…」という方は、ぜひ一度、スノーボードフェアや近くの大型量販店に足を運んでみてください。

そこで新しいブーツを実際にフィッティング(試着)して、膝を前に曲げるようにトー(つま先)へグッと踏み込んでみましょう

驚くかもしれませんが、あなたの足に本当にフィットしている新品のブーツは、どれだけ踏み込んでもかかとが一切浮きません。お店の新品と履き比べることで、今使っている自分のブーツがどれだけヘタっていたのかが、リアルによく分かりますよ!

BOAブーツに買い替える

昔ながらの「シューレース(ひも)タイプ」のブーツを履いているという方。もし買い替えを考えているなら、圧倒的に強く締め上げられる「BOA(ボア)ブーツ」に変えるだけで、悩んでいたかかと浮きが一発で解決することがあります。

ひもタイプのブーツは自分の力だけで引っ張らなきゃいけないので、どうしても限界がありますよね。

その点、BOAブーツはサイドや正面についているダイヤルをカチカチと回すだけで、誰でもギュンギュンに強く締め上げることができるんです。

力がいっさい要らないので、「自分の力ではどうしてもブーツをきつく締められない…」という女性のスノーボーダーには、特におすすめしたい最強のブーツですね。

滑っている途中でひもが緩んでくるストレスからも完全に解放されるので、次の相棒を選ぶときはぜひBOAシステムを搭載したモデルをチェックしてみてください!

ヒモの締め分けができる上位モデルを購入する

スノーボードブーツの上位(ハイエンド)モデルになると、スネ周りや足首、足の甲など、パーツごとに細かく「締め分け」をすることができるようになります。

人間の足の形は人それぞれ違いますよね。「ふくらはぎは太いけど足首は細い」とか「甲は高いけどスネは細い」といった場合でも、部位ごとに締め具合を細かく調整できるので、かかと周りだけをピンポイントでガッチリ固定できるんです。

もし最初にセットなどで買った初心者用のエントリーモデルをずっと履いているなら、これを機会にワンランク上の上位モデルに買い換えてみるのも大アリだと思います。

下位モデルから上位モデルに履き替えると、包み込まれるようなフィット感の圧倒的な違いに、本当にびっくりしますよ!

足元がブレなくなるだけでターンが驚くほど安定するので、滑りのレベルをもう一歩引き上げたい方はぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

最後に、今回の記事の内容をギュッとまとめてみたいと思います。

スノボブーツのかかと浮きを劇的に防止・改善する6つの方法は以下の通りでしたね。

  • インナーに「ブーツパッド」を貼る
  • 足の甲に「パワーライド」を装着する
  • 高性能な「別売りインソール」に変える
  • そもそも足の奥まで入れるように「正しくフィッティング」し直す
  • 圧倒的な力で締められる「BOAブーツ」に買い替える
  • 部位ごとに固定できる「紐の締め分けが可能な上位モデル」に買い替える

実は私も現役のインストラクター時代は、とにかく足元をすべてガチガチに固めて滑っていたので、ちょっとでもブーツの中でかかとが浮くとめちゃくちゃ気になるタイプでした(笑)。

ブーツが自分の足に合っていないと、滑りの上達に悪影響が出るのはもちろん、ケガや痛みの原因にもなってしまうので、かかと浮きにはしっかり注意したいところです。

ただし!いくらかかと浮きが気になるからといって、あまりにも力任せにガチガチに固定しすぎてしまうと、今度は血行が悪くなって足を痛めてしまうので注意してくださいね。

人間の足は動くものなので、実際は「少しかかとが浮くかな?」くらいであれば、滑りには全く問題ない許容範囲だったりします。

もし「自分だけで判断するのはやっぱり不安だな…」という場合は、スノーボード専門店の信頼できる店員さんに、一度ブーツを持参して相談してみるのが一番おすすめです。

あなたにピッタリの足元を見つけて、今シーズンもストレスフリーで最高のスノーボードを楽しみましょう!

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ABOUT US
らくスノさん
スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。