こんにちは、らくスノです。
このブログは初心者の方向けにハウツーを書いてきましたが、最近ふと思うことがあったのです。

そうなんです!
実はゲレンデって、スキー・スノボが滑れない方でも十分楽しむことができる場所なんですよね。
→突然未経験のスノーボードに誘われたらまず読んでみて!記事まとめ
でも、ウィンタースポーツに縁のない方にとって、スキー場へ行くのはまだまだ敷居が高いじゃないですか。
それに、小さなお子さんや高齢者の方は、そもそも滑ることができないですよね。
なにより、ウィンタースポーツ歴30年以上の私が声高に「ゲレンデは滑れなくても楽しいよ!」っていっても、言葉だけじゃイマイチ説得力がない…




















うちの娘も4歳になったので、そろそろ家族でゲレンデ遊びを楽しめたらなぁなんて考えてたんです。
家族サービスと取材ができるなんて、渡りに船とはまさにこのこと。








なかなか最後の一歩が踏み出せずにいましたが、更に説得力を増すため断腸の思いで私はある決断をしました。




30年以上スキー・スノーボードをやってきて初めての経験ですが、ついに私は決断しました。
だって、肝心の私がスノボを楽しんでは、本来の趣旨に反しますからね。
今回は前代未聞、スノーボーダーがスノボを滑らないゲレンデ旅行記です(笑)乞うご期待!
目次
らくスノ家のマイノリティー
前述のとおり、私らくスノはスキー歴を含めると30年以上、20代前半はスノーボードで山篭りしていたので年間100回以上滑ってました。
スノボは我が青春のすべてと言っても過言ではありません。
そんなセミプロ崩れの私も、気が付けばしがないサラリーマン。
出会った頃は妻も「らくスノ君、誰よりもスノボ上手くてかっこいい!」なんて言ってたんですが、今ではスノボ馬鹿呼ばわり…
大切なボードを「掃除の邪魔だ!」と足蹴にする弾圧っぷり(笑)
最初は妻にもスノーボードを教えたんですが、どうやらあまり好きではなかった様子…でも、エゴかもしれませんが自分の好きなことは家族と共有したいじゃないですか。
というわけで、寒いからと嫌がる妻には食事と温泉、娘には雪遊び・ソリ・花火という交渉カードで説得、なんとか家族旅行にこぎつけることができましたw
湯沢中里スノーリゾートとは
今回の検証の舞台となる湯沢中里スノーリゾートは、新潟県南魚沼郡にあるスキー場です。




そもそも、なぜこのスキー場を選んだかというと…
- インター降りてから近い
- 山奥ではないので晴天率が高い
- 宿泊先のホテルからゲレンデが近い
- 豊富なアクティビティ
- 日帰りでも入れる無料温泉
- キッズルームがある
- 定期的に花火を開催
- ゲレンデのコースが優しい
- 付近にも温泉がたくさん!
ほら、こんなにファミリーに優しいんです!
30年以上スキー、スノーボードやっている私が探しても、これだけ条件が揃ったスキー場はなかなかありません。
このあたりの魅力は、順を追ってお話していきたいと思います。
いざ出発!




3月上旬、時刻はAM6時。
レンタカーで東京から湯沢中里スノーリゾートへ出発します!




娘はどこに行くかまったく分かっていませんが、とりあえずソリができるのは楽しみにしている様子w
練馬インターから関越道を通って湯沢インターで降りますが、順調に行けば休憩を入れても4時間ほどで到着する予定です。
妻は運転できないので、行き帰りはすべて私が運転します。




道中ひたすら睡魔との戦いで特筆すべきこともないんですが(笑)我が家には自家用車がないので、家族で車に乗るとなんとなく旅行感が出ますね。
走行しているうちに関越トンネルへ、湯沢まではもうすぐです。
それにしても、関越トンネルをくぐるたびに川端康成の小説「雪国」を思い出すのは私だけでは無いはず。
関越トンネルが開通したのは1985年なので時代は違いますが、小説のようにトンネルを抜けると雪の世界が広がるんですよね~




トンネルを抜けた瞬間、娘も道路脇の雪を見て興奮していますw
湯沢中里スノーリゾートに到着!




時刻はAM10時、途中パーキングエリアで休憩しましたが、大きな渋滞もなく予定通りの時間に到着です。
本日は雲ひとつない、見事な快晴!








家族旅行で移動時間が長いと、大人の負担が大きいですよね。
湯沢中里スノーリゾートはインターから近く、ふもとにあるので慣れない山道を運転する必要もありません。
ちなみに、センターハウスはJR越後中里駅直結なので電車のアクセスも良いんですよ~
また、山奥のスキー場は天候が不安定ですが、湯沢中里スキー場は晴天率が高い!
特に雪が降っていると小さいお子さんは外で遊ばせていられないので、晴天率はとても重要です。








今回は、この湯沢中里スノーリゾートの目の前にあるエンゼルグランディア越後中里に宿泊予定。
まだチェックイン前ですが駐車場や館内の更衣室・ロッカーは使用できるとのことですので、男女に分かれてウェアに着替えます。
これは湯沢中里スノーリゾートに併設されているエンゼルグランディアホテル限定なんですが(笑)子供連れの場合はスキー場から近い宿がおすすめ!
家族が多いと、いちいち荷物を持ってシャトルバスや車に乗るのは大変ですよね。
ちなみに、ゲレンデから近いホテルといえば苗場プリンス、ナスパニューオータニ、上越国際グリーンプラザ、最近できたロッテアライリゾートなどが有名ですね。
まぁリゾートホテルに限らず民宿や旅館でもよいと思いますが、近いほうが何かと便利です。




さっそくキッズパークへ!
時刻はAM11時、着替えを終えたらくスノ一家は、さっそくリフト…ではなくキッズパークへ(笑)
そうです、今回は家族サービスの旅行、自分が滑りたい衝動を抑えて娘と妻に奉仕します。




娘は念願のソリを見て大興奮!








実はこのソリすべりにも、私のこだわりがあります。
実は湯沢中里スノーリゾートのソリゲレンデにはエスカレーターが付いているのです!
子供が慣れない雪の上を歩くのは大変…
それに、体力的に幼児は何度も斜面を登ることはできません。
エスカレーター付きのソリゲレンデなら、体力を気にすることなく時間を忘れて遊ぶことができます。




本日は天気にも恵まれたので、ソリが走る走るw








でも、娘は満足そうで良かったです。
その他、ホテルの目の前にある「ゆきゆきランド」では、シャベル・バケツのレンタルやチュービングもできるので、時間を忘れて遊ぶことができます。












少しスノボやスキーが滑れるお子さんには、簡単なウェーブやコブでクロス・モーグル体験ができるなんちゃってスノーパークがおすすめですね!
ちなみに、お子さんにスキーやスノボを習わせたいという方は、午前中スクールに預けるというのも良いと思います。
お昼休憩を兼ねてブルートレインへ
ソリゲレンデにはエスカレーターが付いていると言ってもまだ4歳、疲れている様子だったのでブルートレインで休憩です。
そう、なんとこのゲレンデにはブルートレインが設置されています!




娘は鉄道博物館にも行ったことがありますし車両の展示自体は珍しくありませんが、なんと言っても車内で飲食できるのは新鮮ですね。




車両は16両くらいあるので、お昼時でもまったく座れないということはありませんでした。




さらにキッズルームもあるので、天気が悪い時も有り余った体力を消費させることができます(笑)




私の父は北海道出身なので、小さい頃ブルートレインでよく里帰りしてました。




ブルートレインで食事をすると、その頃を思い出してちょっとした旅行気分になります…まぁ旅行に来ているので当然ですがw
妻は温泉が目当てだった
遅めのお昼休憩を終えたらくスノ一家ですが、ここで妻とは別行動。
忘れてはいけません、妻の目的はスノボでもスキーでもなく温泉(笑)むしろ雪国での入浴を楽しみに来たようなもの。
ここ湯沢中里スキー場は、利用客であれば誰でも入浴できる無料の温泉があります。
ホテルの温泉はこのあとゆっくり入れるので、先に近場のお風呂から入浴してしまおうという算段でしょうか。
1日1回入浴すれば十分な私にとって、複数回入浴する妻の行動力はある意味すごいなぁと感心してしまいます。
ちなみに、センターハウスの温泉にはキッズルームがあるので、お子さん連れのパパ・ママでもゆっくり入浴できます。




湯沢中里スノーリゾートのセンターハウスにある温泉は、利用客であれば誰でも無料で入浴できます。
日帰りでも入れるので、宿泊しない方にも嬉しいサービスですね。
営業時間 13:00〜18:00(ナイター営業時は20時まで)
※ただし、入場はクローズの30分前まで。タオルは売店で購入できます。
娘とキッズルームへ
ブルートレインで休憩後もキッズパークで娘と遊ぼうと思いましたが、風が強く気温も下がってきました。
無理をさせて体調が悪くなるとまずいので、いったん室内に退避します。




さすがはわが娘、体力が相当有り余っているようです(笑)まだまだ遊ぶ気満々!
そんな時重宝するのが無料で遊べるキッズルームです。
ボールプールやおもちゃ・絵本もあるので、有り余る体力を消費してくれそうw




子供は集中力が長続きしません、早々にゲレンデ遊びに飽きてしまうことも考えられます。
また、降雪や荒天時には、ずっと外で遊ばせておくこともできませんよね。
そんな時、キッズルームがあると安心!
湯沢中里スノーリゾートは、ブルートレイン、センターハウス、マウンテンテラス、ホテル等キッズルームがたくさんあるので休憩場所に困りません。




エンゼルグランディア越後中里にチェックイン
そうこうしているうちに、時刻はPM3時になりました。
入浴後の妻と合流してホテルにチェックイン、今回はエンゼルグランディア越後中里に宿泊です。
このホテル何が良いかって、ファミリーに優しんです!
ゲレンデに併設されていること自体がすでに優しんですが(笑)まず、部屋がファミリー(特に子育て世代)に優しい。
■ゆりかごルーム




■グランモリィ




ほら、優しそうでしょ!
グランモリィに至ってはもう保育園です(笑)
本日はゆりかごルームに宿泊
というわけで、本日はゆりかごルームに宿泊です。
館内はそれほど新しくはないですが、スキー場に宿泊するときはだいたい相部屋で雑魚寝の私にとっては最高の贅沢(笑)




ドアを開けると、心地よい木の香りが広がっています。




室内はリフォームされているため、とても綺麗ですね~
ホントはいけないことなんでしょうが…娘もテンションが上がってベッドで踊ってますw




ゆりかごルームのインテリアはすべて子供目線なので、つまづいたり机の角に頭を打つなんて心配がありません。




空気清浄機、補助便座、子供用ハンガー、おむつ用ごみ箱、バスチェア、ベビーソープ等が完備され、おむつやタオルも使いたい放題。




これなら、乳幼児のお子さん連れでも少ない荷物で宿泊できますね。








妻も娘もゲレンデに泊まった経験が無いので、非日常を存分に楽しんでいるようです。
プールに行ってみよう!
というわけで、いったん部屋に入ると外に出るのがおっくうになります(笑)そこで、ホテル内にあるプールへ娘と行くことにしました。
妻?もちろん温泉に直行ですw




実は娘はプールに入ったことがないのですが、やっとおむつも取れたので今回がデビューとなりました。
プール自体は25mと決して広いとは言えませんが、幼児が泳ぐには十分です。
もちろん浮き輪も使用可能、宿泊者は無料で利用することができます。




最初は怖がっていた娘も、慣れてくると一人でバタ足しながら楽しんでました。




お楽しみの夕食タイム
さぁプールを楽しんだあとは、お楽しみの夕食タイム。
予約時のプランにもよりますが、我が家は朝夕食バイキングプランを選びました。




そもそも朝夕食バイキングって珍しいと思うんですが、やっぱり幼児は好き嫌いが多かったり量的に食べきれなかったりするじゃないですか。
そうすると「なんか食事を残すの悪いなぁ」なんて気を使っちゃうんですよね。
その点、バイキングは好きなものを好きなだけ食べれるので、食べ残しの心配がありません。
お米はもちろん南魚沼産、約60種類のメニューの中にはカニやお寿司もありました!
特に、ステーキ食べ放題は目の前で肉を焼いてくれるので、できたてを食べることができます。
私はステーキを4皿も食べてしまいましたw




しかし、ただのホテルのバイキングなら、この湯沢周辺だけでもたくさんあります。
エンゼルグランディアの凄いとこは、アレルギー食材に配慮したキッズコーナーや…




なんと、離乳食まで置いてあります!




さらにさらに、わたあめ体験コーナーまであるのです!
子供だらけでものすごく混んでたけど(笑)娘が喜んでくれたので良かったです。




このバイキングだったら大人から子供まで大満足ですね!
食後はお楽しみの温泉
さて、食後はお待ちかねの温泉、本館と別館にそれぞれ温泉があります。








個人的には、眺めの良い別館の露天風呂がおすすめです。




それにしても、ほぼ坊主に近い髪型なのに、無料なのでついついコンディショナーまで使ってしまう貧乏性を発揮してしまいました(笑)




お風呂から上がったあとは、恒例のコーヒー牛乳とマッサージ機!








お風呂場を出たところにも子供用の遊び場があったり、ちょっとしたところにホテルの優しさが感じられます。
とはいえ、実はこのあと花火大会もあるのであまりゆっくりはしていられません(笑)
もともと長湯する人間でもないので、早々に部屋に戻ります。
今日は花火大会
今日は越後湯沢温泉雪まつりというイベントがあるそうです。
スキーシーズンの湯沢周辺では、毎週末花火大会などのイベントを開催しています。
花火といえば夏ですが、空気が澄んでいる冬の雪上花火というのもまた乙ですね!
エンゼルグランディアからは車で10分ほど行くと、会場である湯沢高原スキー場に到着します。
















この時期に花火が見えるのは貴重ですね、寒い中来たかいがありました!
本当は部屋に戻ってからもう一回お風呂で温まりたかったんですが、娘も疲れていそうだったのでホテルに戻ってそのまま就寝です。








朝一リフトに乗りたいけれど…




スターどっきりマル秘報告のリポーターのような声で失礼します(笑)二日目の朝を迎えました。
本来スキー場に宿泊したら、朝一誰も滑っていないゲレンデにシュプールを描くっていうのがお約束なんですが、当然ボードを持参してません…
しかし、前日から降雪は無く、本日も晴天でシャバ雪ぽかったので気持ちはいくぶんか楽でした。




やっぱり、スキー・スノボ経験の無い方は、ゲレンデに行くと気後れしますよね。
湯沢中里スノーリゾートはなだらかな初心者コースがメインですので、ウィンタースポーツ未経験のファミリーでも安心して楽しむことができます。
正直、上級者はこういった初心者やファミリー向けのスキー場を避ける傾向にあるので、気兼ねせず練習できますね。
ちなみにリフト1日券は4200円です。
→ゲレンデで買ったら損するかも!?スキー、スノーボードのリフト券を簡単に安くする方法教えます




午前中はソリ遊び!




時刻はAM9時、スキー場は二日目も快晴!
ホテルの朝食バイキング後は妻と別行動、どうやらママは午前中も温泉のようですw
私は娘を連れて、昨日と同様ソリ滑りで遊びます。
私自身2日間ゲレンデにいてまったく滑っていませんが、温泉や食事を十分楽しんでおります。
なにより、形は違えど家族でゲレンデを満喫できたわけですから、こんなに嬉しいことはありません。




ちなみに良いことばっかり書くとあれなんで、エンゼルグランディア越後中里に宿泊する際の注意点も記載しておきます。
まず、エレベーターが少なすぎる…もともとリゾートマンションとして建設されたらしいので、設計上どうしようもなかったのでしょうけど。
あと、客層はファミリーがメインですのでロビーも廊下も騒がしいです。(別にホテルが悪いわけではないですが…)
静かな場所でゆっくり過ごしたいなんていうカップルや御夫婦には向かないと思います。
帰りは立ち寄り湯や道の駅もおすすめ!
時刻はAM11時。
関越渋滞を避けるため、チェックアウト後は道の駅に寄ってそのまま帰宅します。
”湯”沢っていうくらいですから湯沢中里周辺には温泉がたくさんありますが、実はこの道の駅にも温泉があるらしいのです。
冒頭でお話した、川端康成の小説「雪国」の舞台も湯沢温泉ですからね。
もともと、スキー場は総合レジャー施設として建設が始まりました。(蔵王温泉、野沢温泉、草津温泉など)
ですので、ほとんどのゲレンデでは温泉を併設している場合が多いです。
もちろん湯沢温泉もそういった経緯で開発されたので、スキー場周辺には温泉施設が豊富にあります。




出典:湯沢温泉外湯めぐり
というわけで、私たち家族は「道の駅みつまた」に到着しました。




三国街道沿いにある「道の駅みつまた」は、お土産はもちろん、温泉や足湯、食事まで楽しめる複合施設です。




特にコシの強いうどんは絶品です。




車で行く予定の方は、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、このあと娘と私は車で仮眠、妻は元気に温泉に入っていました(笑)この旅行で、計5回も温泉に入った妻には脱帽です。












そんなこんなで、らくスノファミリー初のゲレンデ旅行は大成功のうちに終わりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
正直、計画段階ではゲレンデに行ってスキーやスノボやらないなんて間が持つのか不安でしたが、はっきり言って2日間じゃ遊びきれません。
それくらい充実したゲレンデ旅行でした!
今回スキーやスノボが滑れなくても、十分ゲレンデ旅行を満喫できることが証明できました。
多分、私が一番旅行を楽しんでいたと思います(笑)
冒頭でご紹介したとおり私はウィンタースポーツはガチ派だったのでwどちらかというと湯沢中里スノーリゾートのような小さなゲレンデは避けていたのです。
しかし、家族(特に娘)ができると、またゲレンデ選びも変わってきますね。
現役時代は食事無し相部屋の宿でコンビニのパンをかじりながら雑魚寝して、朝から晩までスノーボードに明け暮れてましたが、こんな良いホテルに泊まるなんて贅沢ですな(笑)
もう一つ、ファミリーにおすすめなスキー場として苗場があったんですが、それは別の機会にレポートしたいと思います。
ぜひ今シーズンこそは、家族でゲレンデへ行かれてみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。
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