こんにちは、元スノボイントラで登山歴20年以上の、らくスノです。
- 今度ツーリングに行くので、コンパクトなテントが欲しい!
- 登山用に軽量テントを探しています!
- 家族でキャンプに行くので、大型テントを購入予定です!
そんな方も多いのではないでしょうか。
でも、一口にテントといっても、ツーリング、キャンプ、登山等…用途別に様々なブランド・種類があります。
もし用途に合わないテントを購入してしまうと、設営に時間がかかったり、重いテントで体力を消耗してしまうことも…
でも大丈夫!
今回は前半部分でテント選びのコツ、後半部分で用途別おすすめブランドを紹介してます。
この記事を最後まで読めば、きっとあなたに最適なテントが見つかりますよ!
目次
アウトドア用テントを選ぶ5つの基準

アウトドア用テントを購入する際は、5つのポイントをチェックしましょう。
- テントの種類
- テントサイズ
- 価格
- 梱包サイズ・本体重量
- シングルウォールとダブルウォール
次項から詳しく解説します。
テントの種類
一口にテントといっても、5種類あります。
用途に合わせて選択しましょう。
■ドームテント(自立式)

出典:コールマン
アウトドアで主流となっているのがドーム型のテント。
強度があり組立も簡単、居住空間も広く取れるので特にアウトドア初心者の方におすすめです。
大型テントになると、リビングと寝室に別れたツールームタイプもあります。
■ティピーテント(非自立式)

出典:コールマン
別名モノポールテントとも言いますね。
ティピーの特徴はネイティブアメリカンのテントを思わせる見た目!
フェス・キャンプでも目立つこと間違いなしです。
ただし、居住空間が狭いうえに、組み立てにはコツが必要なのでキャンプ初心者の方は不向きといえます。
■タープ

出典:コールマン
タープはおもに日よけ、雨よけとして使います。
またキャンプ場ではテントを寝室、タープをリビングのように使用される方もいます。(テント内は火気厳禁なので…)
タープには主に3種類あります。
- ヘキサタープ…フェスやキャンプなどでお馴染みの6本のポールで立てるタイプ。
- スクエアタープ…4本のポールで立てるタイプ、小学校の運動会などでよく見かけるやつですね。
- スクリーンタープ…蚊帳付きのタープ。
タープがあると、快適にアウトドアライフを過ごすことができるのでおすすめです。
■ポップアップテント

出典:コールマン
いわゆる簡易テント、公園や海で使用される方が多いですね。
ポップアップテントは持ち運び・組立が楽ですが、強度が弱いので必然的に用途は限られます。
■ウィンパーテント(ツエルト)

出典:ファイントラック
もともと緊急時に使用するものなので居住性は悪いです。
しかし、安価で組立が簡単、持ち運びも容易なことからウィンパーテントでキャンプする猛者もいます。
テントサイズ
アウトドア用テントには、大きく分けて3つのサイズがあります。
使用する人数を基準にテントサイズを決めましょう。
■大型(5人以上)

出典:コールマン
■中型(3~4人)

出典:コールマン
■小型(1~2人)

出典:コールマン
「とりあえず大きければ、いろんな場面で対応できるでしょ?」
いえいえ、大型のテントは重くかさばるうえに設営が大変です。
また設置スペースが決まっているキャンプ場もあるので、使用頻度が高い人数を目安に購入することをおすすめします。
価格
当然安いほうがいいですが、テントに限っていうと「価格=品質」と思って間違いありません。
実際、フェス用に中国製の激安ドームテントを購入した友人は、設営時にポールが折れてました(笑)
それこそ、家族でキャンプって時にテントが壊れたら最悪ですよね。
高価なテントは軽量で頑丈。
確かにブランドテントは高いですが、大切にすれば何年も使えます。
「一度しか使わないから…」なんてケチらず、このあと紹介するしっかりとしたブランドを購入することをおすすめします。
梱包サイズ・本体重量
登山やツーリング等ご自身でテント運ばなければいけない場合は、梱包サイズ・重量がとても重要です。
一般的に、キャンプ用テントは安価ですが、重いうえにかさばります。
単純に「安いから」「有名なブランドだから」なんて理由で購入しないように注意しましょう。
- コールマンBCクロノスドーム(キャンプ用)…約10kg、約2万6千円
- スノーピークアメニティドーム(キャンプ用)…約10kg、約3万円
- モンベルクロノスドーム(登山・ツーリング用)…約3.7kg、約3万5千円
- ニーモバンガローストーム(登山・ツーリング用)…約4.8kg、約6万円
当記事では、間違えて購入しないようカテゴリーごとに紹介してます。
シングルウォールとダブルウォール
テントには、シングルウォールとダブルウォールがあります。
インナーテントとフライシート、要はテントが一重か二重かの違いですね。
- シングル…軽いが雨や結露に弱い。前室が無い。
- ダブル…かさばるが、雨や結露に強い。前室がある。
前室とは玄関のこと、泥でぐちゃぐちゃのブーツをテント内に入れたくないですからね(笑)雨が降っているときは前室があると便利です。
今はダブルウォールテントが主流ですが、アウトドアスタイルによって選ぶことをおすすめします。
グランドシート(フロアシート)はあった方がいい

テントとともに購入を検討しなければいけないのがグランドシート(フロアシート)。
グランドシートとはテントの下に敷くレジャーシートのようなもの。
設置場所が石だらけだった時のテント本体の保護や、雨対策に有効です。
長時間雨が降るとテント下部から浸水する可能性があるので、個人的には購入することをおすすめします。
プライベートなアウトドアキャンプなら雨予報で中止にすることもできますが、野外フェスだと自分都合でスケジュール変更できないですからね…
基本グランドシートは別売りですが、お店によってはセット販売していますのでチェックしてみましょう。
2ルームテントより1ルーム+タープがおすすめ

居住空間が広く快適な2ルームテント。
検討している方も多いと思いますが、組立が大変…
また、大型テントゆえ設置する場所が無いということも考えられます。
アウトドア初心者の方は、2ルームテントよりレイアウト変更可能な1ルームテント+タープの組み合わせがおすすめです。
アウトドア用テントおすすめブランド紹介します!
ここからは人気・おすすめテントブランドに紹介に移りたいと思いますが、その前に注意事項をご覧ください。
- 各ブランドは最新の在庫状況を検索できるようにしてます。人気ブランドは商品数が少ないことも予想されますので、楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピングでそれぞれ調べる事をオススメします。
- 各ブランドのボード画像はイメージで、最新の在庫状況を示すものではありません。最新の情報を知りたい場合は、楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピングで検索するか、各ブランドのホームページをご覧下さい。
- 輸入代理店のホームページがない一部海外ブランドは、本国のホームページをリンクしております。
登山・バイクツーリングにおすすめの軽量テントブランド

登山・バイクツーリング用モデルの特徴は、軽さとコンパクトにテントを収納できることです。
前述の通り、同じ収容人数でもキャンプ用とは重量や収納サイズが異なります。
こちらの項で紹介するブランドは、どれも軽量・コンパクトなうえに耐久性もあるのでおすすめです。
モンベル
→モンベル
機能性、耐久性、コスパどれをとっても一級品!
テント場で被りやすいというのが難点ですが(笑)テント泊初心者の方にはモンベルがおすすめです。
MSR
→MSR
MSRの特徴は、なんと言っても圧倒的な軽さ!
体力に自信の無い方や女性におすすめのブランドです。
ライペン
歴史ある日本ブランド、アライのテントです。
アライテント
前項で紹介したライペンを製造するメーカー。
アライテント名義でもテントを発売しているので紹介します。
エスパース
ドーム型テントを開発した世界に誇るジャパンブランド。
デザインはシンプルながら抜群の機能性です。
ヘリテイジ
前項で紹介したエスパーステントを制作するブランドです。
ヘリテイジとしてもテントを発売しているので紹介します。
ザ・ノースフェイス
もはや説明不要、アウトドアブランドとしては抜群の知名度を誇るノースフェイス。
シンプルなテントなのにかっこいい!
ダンロップ
ご存知、日本を代表するタイヤメーカーのアウトドア部門。
テント制作でも約半世紀の歴史を持つ信頼のジャパンブランドです。
プロモンテ
こちらもダンロップ系のブランドです。
マウンテンハードウェア
映画「岳」で小栗旬さんが使用していたブランドとしても有名。
ファイントラック
2004年創業の日本ブランドです。
まだ若いブランドですが、品質には定評があります。

ニーモ
→ニーモ
オクトス
→オクトス
1999年創業の日本ブランドです。
グループであるマウンテンダックスのバックパックも有名ですね!
ヒルバーグ
もともと森林管理官をしていたヒルバーグさんが、機能に不満があった既成のテントを改良したのがブランドの始まりです。
ブラックダイヤモンド
トレッキングポールのブランドとしても有名です。
テンマク
→テンマク
天幕というブランド名がおしゃれ!
もちろん日本ブランドです。
ビッグアグネス
2001年アメリカで創業したブランド。
軽さや居住性に定評がありますが、何よりデザインがかっこいい!
ファウデ
→ファウデ
ビッグスカイ
イーストン
テラノヴァ
マーモット
快速旅団
→快速旅団
ツーリングバイカーをメインターゲットに創業したブランドです!
※公式サイトのみの販売です。
キャンプ・フェスにおすすめのテントブランド

続いては、キャンプ・フェスにおすすめのテントブランドです。
登山・バイクツーリング用のテントはどうしても軽さや収納重視になってしまいますが、キャンプ・フェス用はデザインや居住性など選ぶ楽しみがありますね。
コールマン
アウトドアブランドの雄コールマンです。
とにかく種類が豊富でコスパも良いので、キャンプ初心者の方にもおすすめです。
スノーピーク
こちらもキャンピングメーカーとして有名なスノーピーク。
新潟発のジャパンブランドです!
キャプテンスタッグ
鹿のロゴでお馴染みのメーカー。
こちらもなんと新潟発のブランド!新潟ってキャンプが盛んなの?(笑)
ロゴス
→ロゴス
こちらも有名なジャパンブランド。
通常のラインナップに加え、ナバホやグラマラステントといった新しいキャンプの提案が面白いですね!
キャンパルジャパン(小川キャンパル)
他のブランドとは一味違う、高い居住性とおしゃれなテントがおすすめ!
ローカスギア
神奈川発のブランド。
機能性はもちろん独特のシルエットが遠くから見ても目立ちます!
ノルディスクいち押し!
人と被りたくないという方に、ノルディスクの北欧風テントが超おすすめ!

ティクラ
2013年カリフォルニアで創業したブランドです。
MSR
→MSR
カーカムス
アメリカのブランド。
クラシカルで洗練されたデザインのテントはキャンプやフェスで目立つこと間違いなし!
イージーキャンプ
デンマーク発のブランド。
特徴的なデザインと高い強度を誇るテントを販売してます。
テントファクトリー
2012年創業の日本ブランド。
商社を挟まない生産体制、オンライン中心の販売体制で高品質・低価格を目指しています。
ドッペルギャンガーアウトドア
実店舗を持たずWEB販売にのみ特化することで、日本中どこにいても安く購入することができます。
ノースイーグル
アウトドア用品全般を販売する日本メーカーです。
ユニフレーム
BBQやフェスの日よけで大活躍!タープおすすめブランド

バーベキューやキャンプ・フェスを快適に過ごす必需品、タープブランドの紹介です。
日除けはもちろんリビング・キッチンの役割も果たしますので、テントと合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
コールマン
スノーピーク
キャプテンスタッグ
ロゴス
→ロゴス
キャンパルジャパン(小川キャンパル)
MSR
→MSR
モンベル
→モンベル
キャンピングフィールド(ゼビオ)
→ゼビオ
大手量販店ゼビオのプライベートブランド。
圧倒的なコストパフォーマンスです!
公園や海で使える簡易テントおすすめブランド

最後は簡易テント、ポップアップテントブランドのご紹介です。
キャンプ用テントと違い簡単に組み立てできるので、海や公園で便利ですね。
コールマン
キャプテンスタッグ
イージーキャンプ
ロゴス
→ロゴス
ケシュア
ポップアップテントのパイオニアとして有名なブランドです。
ノースイーグル
エグゼラックス
山善
→山善
お手頃な価格でテントが購入できるのでおすすめです!
アルパインデザイン
スポーツオーソリティのプライベートブランド。
こちらもリーズナブルな価格でおすすめです!
キャンピングフィールド(ゼビオ)
→ゼビオ
テントと一緒にあったら便利なおすすめグッズ

最後に、持っているとアウトドアライフをより快適に過ごすことができる、おすすめグッズを紹介したいと思います。
■ アウトドアワゴン
人数が多いと荷物もかさばりますよね。
荷車があると持ち運びが楽ですよ〜
■ テント内用物干し、ネット
テントの天井スペースの有効活用!
小物などをしまうのに物干し、ネットは便利ですね。
■目印
特にフェスは同じ色合いのテントが密集して乱立します(笑)
自分のテントを見失わない様に、旗や風車を目印に設置しておくといいですよ〜
■リペアシート
気をつけていても、角が尖ったものでテントを引っかいちゃったりするんですよ…
リペアシートを持っていると、テントが破れても安心ですね。
■防水スプレー
雨予報が出たらテントにシューっとひと吹き!
これだけで全然違います。
■ハンマー
通常ペグ打ちは(テントを固定する部品)靴や石でやってしまうんですが、硬い地盤の時なんかはハンマーがあると重宝します。
■張綱用フック
まさにアイデア商品!
ちょっとしたものを引っ掛けておくのに便利ですね〜
■サンダル
トイレの度にブーツを履くのは面倒!
そんな時サンダルがあると、楽チンですよ〜
テントの保管方法と洗い方

テントが湿ったまま放置すると防水機能の低下や傷みの原因となることも…
せっかく購入したテントですから、長く使うためにも正しく保管しましょう。
まず帰宅したらテント本体を袋から取り出し陰干ししてください。
テント使用時に雨が降ってなくても、朝露や結露などで濡れているからです。
汚れがひどい時は、水で流したあと薄めた中性洗剤で叩くようにして落とします。
※洗剤は生地を傷めるので使用量には注意してください。
完全に乾いたら、室内の風通しの良い場所で保管しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近はYouTubeで組み立て方のレクチャー動画もあるので、キャンプ初心者の方も安心して購入できますね。
今までアウトドアに興味が無かった方も、非日常を味わうにはぴったりのアイテムですので、ぜひ今年こそはテントデビューしてみてはいかがでしょうか。
その他のアウトドア用品に関しては、下記の記事を参照ください。
この記事が参考になれば幸いです。
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