プロのスノーボーダーってオフシーズン何やっているの?

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こんにちは、らくスノです。

もう来月にはイエティや狭山スキー場もオープンしちゃいますね。

この記事、本当はもっと早くUPしたかったのですが、書きかけのまま3ヶ月くらい忘れてましたw

10年前のこの時期は、雑誌やビデオでトリックのイメトレしてたんですがね…今じゃ娘と毎日ディズニー&プリキュアのDVD漬けの毎日ですわ(笑)

ところで皆さん、プロスノーボーダーって夏場やオフシーズン何やっているか気になりませんか?

バカンス?

オフトレ?

はたまたスノーボードメーカーで働いている?

今回はプロスノーボーダーのオフシーズンの活動についてまとめてみました。

ちなみに、文中のプロスノーボーダーとライダーは同義です。

プロスノーボーダーの定義とは

そもそも、プロスノーボーダーの定義とはなんでしょうか。

一般的には、JSBA(日本スノーボード協会)やSAJ(全日本スキー連盟)の公認を受けたり、メーカーから資金・ギアなどを提供されることでプロと呼ばれるようになります。

そして、公認を受けたりスポンサーの目に止まるには、大会で結果を出さなければなりません。

らくスノ
マイナー競技であるスノーボードですが、それでもプロになれるのはほんのひと握りの選手なんですね。

ちなみに、プロ野球やプロサッカーなどと違い、スノーボードは大会に出場しなくてもメーカーが契約金を払う価値があると認めれば資金提供を受けることが可能です。(理由は後述します。)

私はどのレベル?スノーボード初心者や中上級者の基準とは

出典:日本スノーボード協会ホームページより

プロスノーボーダーのオフシーズンっていつから?

イエティや狭山スキー場は10月からオープンしてますし、私が知る限り全国で一番クローズが遅い月山スキー場は7月まで営業しています。

しかし、プロスノーボーダーが7月まで活動しているかというとそうではなく、遅くてもゴールデンウィーク前までにシーズンを終える方が多いようです。(ほとんどのゲレンデは、ゴールデンウィークで営業を終えます。)

ですので、プロスノーボーダーは5月以降がオフシーズンと考えてよいでしょう。

プロスノーボーダーはオフシーズン何やっているの?

こっからが本題ですが、プロスノーボーダーって夏はどんな活動をしているのでしょうか?

イメージだと、なんとなくオフトレや季節が真逆になる南半球での遠征なんてのが思い浮かびますよね。

中には、オフを満喫している選手もいるようです。

 

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🙃

Mark McMorrisさん(@markmcmorris)がシェアした投稿 –

すみません、嘘つきました(笑)実際、オフをゆっくり過ごせるプロスノーボーダーなんてほとんどいません。

写真はマーク・マクモリスくん、オリンピックメダリストにして世界のトッププロ。

そりゃ彼くらいになれば、ゆっくりオフを過ごすことができるくらいのお金は持っているでしょうw

しかし、他のプロ競技同様、スノーボードの世界もそんなに甘いものではありません。

海外遠征・オフトレ

アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにあるマウントフッドは、年間を通してスキー・スノーボードが楽しめるため、世界の名だたるプロスノーボーダーが北半球のオフシーズンに当地を訪れます。

また、 季節が逆になる南半球での練習や海外遠征に行く選手もいます。

しかし、海外でオフトレや遠征できるほどスポンサーから資金提供される選手というのは、オリンピック代表候補など本当にトップ中のトップ。ほんのひと握りと言ってよいでしょう。※中には自分で資金を融通して海外に行く選手もいます。

バイトや副業

むしろ、ほとんどのプロスノーボーダーはバイトや副業でなんとか生計を立てています。冬の活動に向けて貯金する方もいるでしょう。

私の知人のライダーさんもバイトや副業をしながら活動してます。夏は山小屋で働いているなんてプロスノーボーダーの方もいました。

ここでは、オフシーズンの代表的なバイトや副業を紹介したいと思います。

■オフトレ施設で働く

年間を通して日本国内で活動するプロスノーボーダーとしては、ある意味一番恵まれているかもしれません。

キングス、スノーヴァなど、日本各地にはスキー・スノーボードのオフトレ施設があるので、そこで働きながらオンシーズンを待ちます。

【スキー、スノーボード】オフシーズンにできるトレーニング11選

■スポンサーの会社や3Sショップで働く

競技に集中できないとは言え、メーカーなどでスノーボードに携わる仕事ができるだけ、また良いと言えるでしょう。

また、3Sを扱うショップなら(サーフ、スケート、スノーボード)一年中仕事はあるので、やはり恵まれていますね。

■その他のバイトや副業

スノーボードとはまったく関係のないバイトや副業で資金を貯めながら、オフトレ施設に通うプロライダーも多いです。

中には本職が庭師だった元プロスノーボーダーさんもいらっしゃいます。

らくスノ
テラハに出演されていたムラスポ所属の中村貴之さんも、普段は焼き鳥屋でバイトしてましたね。

クラウドファンディングで活動資金を募るプロスノーボーダーもいらっしゃいます。資金ではなくギアだけ提供するスポンサーも多いですし、プロとは言え競技で食えるのはほんとに一握りなんですね。

展示会・販促活動

さっきから夢のない話題ばかりだったので(笑)ここからはプロスノーボーダーらしい活動についてお話したいと思います。

展示会やスノーボードショップでの販促活動もプロスノーボーダーの大事な仕事です。

スポンサー様の商品を販売したり広告してなんぼですから。やはり、一般の販売員が販促するよりプロの方が説得力が増しますよね。

契約更新

プロスノーボーダーにとって最も大事なこと、それがスポンサーとの契約更新。

それこそ選手生命が掛かっているので、プレゼン用の書類づくりにもかなり時間を費やすそうです。

らくスノ
スポンサーもボランティアではないですからね。

岡本圭司さんのブログを引用させてもらいましたが、他のライダーさんもオフシーズンでの契約が多いようです。

で、6月は一発目にそのイベントがあって、

そこからは僕達の生命線とも言えるスポンサー様との契約更新の時期がやってまいります。

5月に作った書類を携えて、会社を回るんですね。

で、先シーズンはこうやったと。
そして来シーズンはこんな活動がしたいと。

1日かけて語りあいます。

それを評価し、6,7月にメーカーから契約の打診があり、条件に納得できれば契約すると。
ちなみに大体この業界は1年契約が普通です。

引用:岡本圭司の爆弾日記より

ギアのデザイン・開発

シグネチャーモデルがあるライダーさんなどがギアのデザイン・開発を行うのもオフシーズンです。

バートンなどのトップブランドもそうですが、プロライダーのアイデアをギア作りに生かしています。

また、他のプロ競技もそうですが、やはりシグネチャーモデルは「あの人のスタイルを真似てみたい!」なんて感じで人気があるんですよね。

カタログ・雑誌・CM撮影等

来季ギアカタログ用のモデルをしたり、スノーボード雑誌のインタビューやハウツー記事を執筆しています。

また、私の知人のライダーさんは、大手飲料会社のポスターの撮影をしたことがあるそうです。

JRのポスターとか車のCMなんかによくスノーボード出てきますが、オフシーズンのスタジオで撮影している場合もあるんですね。

Youtube・ブログ・SNSの発信

私の尊敬するWOWの笠原啓二郎さんや、P-can .FACTORYの谷口尊人さんはオフシーズンも熱心にyoutubeを更新されていますね。

また、アメブロなどで活動報告を行ったり、ツイッターやフェイスブックに至ってはプロスノーボーダーにとってマストなツールになっています。

本人が好きでやっている部分もありますが、ブログやSNSを発信することでスポンサーのギアを宣伝したり、活動資金を募るなんて効果も期待できます。

それこそ、年間900万回再生されるというP-can .FACTORYクラスなら、直接広告収入を得ているかもしれません。

プロスノーボーダーがスポンサーにアピールする時には、大会の成績だけでなく、個人の発信力というのが重要な時代になってきています。

バートンさん、ぜひギアだけで良いので当ブログのスポンサーになっていただけないでしょうか?(笑)

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イベント出席

オフシーズンのプロスノーボーダーは、後述するスノーボードDVD発売記念やスポンサー主催のイベントに出席したりします。

11月の六本木でも、バートン主催のジブコンテストが行われていましたね。

世界各地のストリートでスタイルを磨いてきた個性的なトップジバーが、六本木の真ん中に出現する特設レールを舞台にパフォーマンスを競います。

出典:楽天ニュース

ギア・DVDの宣伝はもちろん、スノーボードの裾野を広げる役目もになっています。

スキー場の設営準備・パークのプロデュース

オンシーズンに向けた設営準備やパークアイテムのプロデュースを行っているプロスノーボーダーもいます。JSBA(日本スノーボード協会)には公認スロープビルダーなる造設の資格まであるのです。

スキー、スノーボードパークのルール、マナー知ってますか?初心者の方でも気軽に楽しむ為に覚えておくべき6つのこと

昔あったファミコンソフトのエキサイトバイクみたいなノリで、自分でパークを作れるなんて幸せですね(笑)

Hakuba47の『47PARKS』は、世界に誇る日本最大規模のスノーパークです。

プロデュースは日本トップのプロスノーボーダーチーム『HYWOD』が担当し、初級から上級まで安全に楽しくステップアップ出来るレイアウトをコンセプトに、ハイシーズンには30近くのアイテムが設置。
年末からGWまでの長い期間、滑走可能な、多くのスキー・スノーボーダーに愛されているパークでもあります。

引用:白馬47ホームページより

フィルムの撮影・編集

冒頭で「スノーボードは大会に出場しなくても、メーカーが契約金を払う価値があると認めれば資金提供を受けることができる」とお話しましたが、その理由のひとつがフィルムなんです。

まぁスノーボードのドキュメンタリーフィルムなんて思っていただければ良いでしょう。一般の方からすると不思議に思われるかもしれませんが、この「フィルム」に命をかけているプロスノーボーダーも非常に多いです。

オフシーズンは、冬に撮り貯めた映像の編集や、上映会などのイベントに出席します。

雪の映像ばかりだとだれちゃうので、オフの風景とかを合間に挟み込む撮影・編集などもありますね。

良いフィルムにはゴールドメダルの価値がある

ちょっと話はそれますが、スノーボードおけるフィルムの重要性について補足したいと思います。

ずばり、良い映像を残すことは、オリンピックのゴールドメダルくらいの価値があるのです。

「そりゃらくスノさんの感覚でしょ?」なんて思われるかもしれません。

しかし、日本でもっとも有名なプロライダーのひとりである國母和宏選手は、競技を引退してフィルムに専念しようとしていた矢先の2013年アディダスと契約を結びました。

かつて、バートンのグローバルライダーだった國母選手が興奮するほど、スポーツ界のトップブランドであるアディダスとの契約は本人も衝撃だったに違いありません。

そう、バートンとは比較にならない超巨大企業アディダスと契約を結べるくらい、フィルムはスノーボードにとって重要なファクターなのです。

ちなみに、國母選手はその後、高さ300mの崖から転落し骨折や脳内出血を経験しながらも、スノーボード界で最も権威のあるアメリカのフィルムコンクールにおいて「年間ベストビデオパート賞」を受賞しました。

この快挙は、まさに命をかけての受賞と言えるでしょう。

らくスノ
私も何度か撮影の経験はありますが、かっこよく撮ってもらうのってとても難しいのです…

まとめ

いかがでしたでしょうか。

夢のない話ばかりで申し訳ないのですが、1年中競技に集中できるプロスノーボーダーなんてほんのひと握りなんですね。

ご覧いただいた通り、イベントやカタログ撮影、展示会など…オフシーズンのプロの仕事はほんとに少なく、とてもじゃないですがそれだけでは食べていけません。

私の知人のプロスノーボーダーさんも含め、ほとんどのライダーはバイトや副業をしながら競技を続けています。

ですので、愛好家の一人として、こうやってブログで発信を続けてスノーボードを盛り上げることが、彼・彼女達の応援になるじゃないかと勝手に思ってます。

この記事が参考になれば幸いです。


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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴18年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。