知らないと怪我するかも…スキー、スノーボードパークのルール、マナーとは?

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こんにちは、20年以上スノーボードやってる、らくスノです。

「今シーズンはジャンプ台やハーフパイプに挑戦してみたい!」なんて方も多いと思います。

でも、実はスキー・スノーボードパークには、ゲレンデマナーとは別に独自のルールが存在するのです。

それこそ相手に怪我させてしまってから、「パークルールを知らなかった」では済まされませんからね。

でも、ご安心あれ!

この記事を最後まで読めば、パークのルールやマナーがお分かりいただけると思います。

パークとはアイテムが連続で設置されているエリア

具体的なルール・マナーをお話する前に、まずはパークの定義について説明しましょう。

アイテムが連続で設置されているエリアの事をパークと呼びます。

一般コースとはロープなどで区切られており、入口には「パーク入口」など看板が立っていることが多いです。

パークに設置されている代表的なアイテムは以下のとおりです。

■キッカー(ジャンプ台)

■ハーフパイプ

■レール

■ボックス

パークで守るべき6つのルール・マナー

冒頭でお話した通り、パークには独自のルールが存在します。

ただし、そんな小難しい話ではなく一つ一つはごく当たり前のこと。

しかし、中にはルールやマナーを知らず、ノリで入ってしまう方も多いです。

パークでは上級者の方ほどルールやマナーを遵守します。

だって怪我したくないですからね。

具体的なルール・マナーは以下のとおりです。

  • ヘルメットを着用する
  • アイテムをチェックする
  • 順番を守る
  • 前の人がランディングゾーンから出てきたのを確認してからスタートする
  • ランディング付近で止まらない
  • パトロール、ディガーの指示に従う

※ゲレンデによってはこれ以外のルールも存在します。

次項から詳しく解説していきます。

ヘルメットを着用する

パークではご自身のレベルを問わず、必ずヘルメットを着用しましょう。

日本ではまだまだ「初心者のするものだ」なんて誤解も多いですが、オリンピック選手でさえ怪我をします。

まして一般のスノーボーダーが怪我しない保証はありませんよね。

パークの規模の大小にかかわらずヘルメットを着用することをおすすめします。

アイテムを入念にチェックする

ジャンプ台やボックス・レールの形状、ランディング(着地地点)の様子など、実際にチャレンジする前に様子を見てみましょう。

また、実際にアイテムに入っているボーダーの様子を観察すると、飛距離や危険度がある程度みえてきます。

アイテムが巨大化するほど危険度も増しますので、自分のレベルに合っているのかも含めて入念に確認してください。

順番を守る(スネークしない)

順番を守ってアイテムを使用してください。

「当たり前の事を書くなよ」と思うかもしれませんが、実はそうではないのです。

確かに並んでいれば、わざわざ割り込む人はさすがにいないでしょう。

しかし、自分が気づかないうちに割り込んでしまう場合があるのです。

例えば「最初のレールは苦手だから、途中のジャンプ台から跳ぼう!」なんて時がありますよね。

実はパークでは流れでアイテムを使用している人が優先なんです。

途中からジャンプ台に入って、後ろからくる人の流れを止めてしまうと割り込みと一緒。

※パークで割り込むことを、専門用語でスネークといいます。

一般コースでは前を滑っている人が優先ですが、ここがパークルールの特殊なところ。

ちなみに偉そうに書いている私も、スネークで怒られたことがあります…(笑)

前の人がランディングゾーンから出てきたのを見てスタートする

前に滑っていた人がランディングゾーン(着地地点)から出てきたのを目視してからスタートしてください。

前走者がランディングゾーンでコケている場合もあります。

もし前走者がまだ着地地点にいるのにスタートすると、接触する危険もありますよね。

特にジャンプ台は前走者が見えにくいので注意してください。

ランディング付近で止まらない

逆に自分がランディングに到達した場合、トラブルがないときは速やかに離れてください。

もしもゴーグルや帽子を落としてしまった場合は、順番待ちの列に手を振って異常を伝え、素早く落とした道具を取りに向かいます。

さらに、事故の元となるのがギャラリーです。

たとえば友人を撮影するためにランディングに入ってきてしまう人がいるのですが、これは大変危険な行為。

ランディングってスタート地点から見えづらいんです。

もしランディングに入ろうとしているギャラリーがいたら、優しく注意してくださいね。

パトロール、ディガーの指示に従う

ディガーとはジャンプ台などの設営やメンテナンスを行う人のことです。

天候やアイテムのコンディションによっては使用禁止になる場合もありますので、ディガーさんの指示に従いましょう。

パークは根性試しの場ではない

「上記のルールを守れば何やってもいいのか?」というと、当然そうではないですよね。

よく見かけるのが、自分の実力以上のアイテムに入ろうとする方。

パークは根性試しの場ではありません。

年々ジャンプ台やハーフパイプを設置するゲレンデが減っています。

公園のジャングルジムと同じ理論、怪我人が多いこともパークが消える要因になりうるのです。

怪我をすると様々な人に迷惑がかかる

たとえばジャンプ台で怪我をすると、様々な人に迷惑がかかります。

  • パトロールやディガーさん
  • 練習したかった人(クローズになった場合)
  • 医務室や病院に連れて行く友人

もちろんしっかり準備していても怪我はします。

しかし、少なくても前準備もなく跳ぶのは危険です。

抑止力は自分の恐怖心、とにかく怖いと思ったらやめましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

プロでもオリンピック代表でも最初は初心者。

「私は下手だから」などと遠慮せず、パークにもどんどん挑戦してみてください。

ただし、ルールを守れていなかったり(知らないという人も含む)、自分のレベル以上のアイテムに入るのは危険。

それこそ怪我でもしたら、せっかくの楽しいスノーボード旅行が台無しですからね。

これから挑戦される方は、ぜひルール、マナーを覚えていただければと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

スノーボード歴22年の自称育メンボーダー。北海道出身の父の影響で小学生からスキーをはじめ、18歳でスノーボードに出会う。学生時代に留年してまで山にこもり大会などにも出場するが、就職を機に趣味となる。現在は娘も幼いためあまり滑りにはいけないが、いつか子どもとスノーボードに行くのが楽しみ。