こんにちは、らくスノです。
今回は、ピョンチャン五輪から新種目となりましたビッグエア競技についてお話したいと思います。
実は私も競技者でしたので(アマチュアですが)、オリンピック競技になったことは感慨深いものがあります。
でも、一般の方にはほとんど馴染みがないですよね。
ですので、この記事ではビッグエア競技のルールや魅力について余すことなく解説したいと思います。
ビッグエアとは
論より証拠、百聞は一見に如かずということで、まずは下記の写真をご覧下さい。
【ピョンチャンオリンピックビッグエア競技会場】
出典:www.cbc.ca
はい、見たまんまです。
こっから飛びます(笑)
飛びながら回転して技を競います。
写真はW杯ピョンチャン大会時のキッカー(ジャンプ台)ですが、オリンピックもここで行われます。
ジャンプ台の大きさは?
高さ33m斜度45度です。(助走は70m)
高さ33mはマンションでいうと10階前後でしょうか。
また、斜度45度と簡単に言ってますが、体感的にはほぼ直角です。(ゲレンデなら超上級者コース)
そこから直滑降で滑って飛び出すのです。
スノーボード経験者でも、かじった程度のテクニックでは、飛ぶどころかスタートラインに立つだけで足が震えます。
まさに選手は命張っていると言っても過言ではありません。
ちなみに私も選手時代にジャンプ台で骨折したことがあります…(笑)
【スタート位置のイメージ】




どのくらい飛ぶんですが?
目安として、高さ約6m、飛距離は36m以上飛びます。※ピョンチャンオリンピックの場合
渋谷のスクランブル交差点なら(約18m)、軽く飛び越えてセンター街に突っ込みます。
JRの在来線1車両(20m)、これも軽く飛び越えちゃいます。
シロナガスクジラ(30m)、だいたいこんなもんでしょうか…かえってわかりづらいですかね(笑)
スキーのエアリアル競技に近いですが、高く飛ぶエアリアルに対し、ビッグエアは飛距離が長いのが特徴です。
採点基準
続いては採点基準に関して。
まず予選が行われ(男子40名、女子30名)、上位12名が決勝に駒を進めます。
決勝の演技は予選順位の下位から1人3回※1、点数が高かった2回の演技の合計得点が採用されますが、得点対象となる2回の演技は、それぞれ別の技でなくてはいけません。※2
ジャッジは6人で、最高点と最低点を除いた平均がその選手の得点となります。
※1予選は2回の演技
※2同じ回転方向の演技はカウントされない
採点の基準は以下の通りです。
- 技の難易度
- 技の完成度(高さや距離、空中姿勢)
- 着地
- レギュラーかスイッチ
技の難易度
フィギュアスケートなどの競技と同じように、技の難易度が採点する際の基準になります。
技の完成度(高さや距離、空中姿勢)
当然、同じ技でも高く飛び、飛距離も長いほうがよりダイナミックに見えますのでジャッジも良くなります。
また、姿勢に関しては、スノーボードビッグエア競技は空中でグラブをします。(グラブしないと得点が伸びない)
グラブとは、板のエッジを掴むことです。
しっかりグラブをすると得点にも反映されますし、なにより空中での姿勢が安定します。




グラブのイメージ 出典:Asian Winter Games
着地
手をついたり転倒したら得点は伸びません。
レギュラーかスイッチ(キャブ)
スノーボードにはスタンス(利き足)があります。
出場選手は左足が前のレギュラースタンスか右足が前のグーフィースタンスか、事前に利き足を申告しているのです。
ジャッジでは、利き足かそうでないかで得点が変わります。
スタンスに関しては別の記事に書いていますので、そちらも参照ください。
→30分でできる!スイッチスタンス(フェイキー)のコツ教えます【スノーボード】
海外のビッグエア競技
日本ではあまり馴染みのないビッグエア競技ですが、すでに欧米ではプロスポーツとして確立しており、とても人気です。
エクストリーム競技の祭典、XゲームズやTTR主催のUSオープンが有名ですね。
「欧米人ってこういう派手なスタント的なもの好きそうだもんな~」
というのは私個人の意見ですが(笑)
とは言え、海外の大きな大会でも賞金は数百万円…
ですので、トッププロでもオリンピックのメダルを目指す訳です。
やはり、オリンピックのメダリストとなると、知名度や格が上がりますからね。
日本でもXゲームズ金メダリストとオリンピック金メダリストではメディアの扱いも変わってきます。




日本のビッグエア競技
当然気になるのが、日本のビッグエア競技の状況です。
以前はいろいろな大会が開かれていました。
有名どころだと、”TOYOTA BIG AIR”や”日産X-TRAIL JAM”など。
しかし、スノーボードブームの終焉や、会場の設置自体にお金が掛かるため、大きな大会は減っているのが現状です。
(”TOYOTA BIG AIR”や”日産X-TRAIL JAM”もすでに終了しています。)
後述する、日本人にも世界で活躍するトップ選手がいるのに、自国の大会でなかなか見ることができないというのは寂しいですね。
どんな技があるの?
選手はリップ(踏切り台)から飛ぶとバックサイド(時計回り)またはフロントサイド(反時計回り)に回転します。※レギュラースタンスの場合
ですので、技の名前がバックサイド〇〇やフロントサイド〇〇になるわけです。
そして、回転数によって難易度が決まります。
例えばバックサイド1080は時計回りの3回転ということになります。(360度×3回転)
ちなみに、 一昔前まで横軸の回転数で順位を競うのがメインでした。
しかし、ここ数年の進化は目覚ましく、横軸プラス縦軸の回転が加わった、トリプルコーク1620など3D系の技が主流になっています。




ビッグエア競技の見どころ
ここまではルールや技に関してお話ししてきました。
では、具体的にビッグエアを楽しむ方法とはなんでしょうか。
もちろん、会場に観に行くのが一番なんですが、今回はテレビで観戦する場合のコツを解説します。
ビッグエアの最終形態クアッドコークを誰がメイクするか
2016年春にイギリスのビリー・モーガン選手がバックサイドクワッドコーク1620(横4回転半、縦4回転)を成功させてから、ついにトリプルコークからクワッドコーク時代に突入しました。
おそらく今のキッカー(ジャンプ台)のサイズからすると、この技が最終形態です。
まさにフリーザやセルが最終形態になった感じ(笑)
2018年2月の時点で、大会ではまだ数人しか成功してません。
2017年1月のXゲームズでは、1位カナダのマクセンス・パロット選手がクワッドアンダーフリップを、2位ノルウェーのマーカス・クリーブランド選手がバックサイドクワッドコーク1800をメイク。
特にマーカス選手は手をついたにもかかわらず、高得点だった事から、ピョンチャンでのメダル争いもクワッドコークを誰がメイク(成功)するかに注目が集まります。
選手もピョンチャンに向けて精度を上げてくるでしょう。
命懸けのダイナミックさ
これは、テレビではなかなか伝わりづらいのですが、実際にキッカー(ジャンプ台)を見てみるとその大きさが分かります。
前述の通り、10階建てのマンションの高さから、ほぼ直滑降で飛ぶんですよ!
普通にそんなとこから落ちたら死ぬか大怪我…
それにスキージャンプと違い、さらに回転するわけです。
トップに君臨するプロスノーボーダー達でさえ、だいたい1/4くらいは着地に失敗するスタント顔負けのスポーツなんです。
そんな危険な技に命をかけて、選手達は競技に挑んでいます!




出典:zimbio.com
素直に勝者を称える選手たちの美しさ
ソチ五輪男子ハーフパイプで金メダルが決まったイウーリ・ポドラチコフ選手を、オリンピック2大会連続金メダリストのショーン・ホワイト選手が熱く抱擁。
私はソチ五輪でのこのシーンがとても印象的でした。
また、オリンピックではないですが、2015年のUSオープンスロープスタイルで優勝した角野友基選手を、出場選手が胴上げしてましたね。
勝者を素直に称えることができるスポーツって見ていて気持ちがいいものです。
ピョンチャンから始まるオリンピックビッグエア競技でも、きっとこんな姿が観れると思います。
もちろん他の競技でもそういったシーンはあると思いますが、特にスノーボードではお互いの健闘を称える表現が派手で分かりやすいです。
ぜひ、オリンピックを観戦する際は、技が決まった時の選手同士のハイタッチや、メダルが決まった時の抱き合う姿に注目して欲しいと思います。




選手の競技以外でのパフォーマンス
ソチ五輪男子スロープ スタイルでは、演技開始前のパフォーマンスが大きく話題になりましたね。
お辞儀をする角野友基選手や、フィンランド代表ルーペ・トンテリ選手のコーチの編み物など…
2017年のXゲームズでは、ハーフパイプ金メダリスト、オーストラリアのスコッティ・ジェームズ選手が、他の選手の演技待ちの状況で何故かボクシンググローブを装着(笑)
果たしてピョンチャンのビッグエア競技でどこまでやるのか分かりませんが、そんな個性あふれる選手達のパフォーマンスも楽しみです。




平昌五輪の注目選手
この項では、ピョンチャンオリンピックでおそらくメダル争いに絡んでくるであろう選手を紹介いたします。
マクセンス・パロット選手(カナダ)
前項でも紹介した、世界で初めてクアッドアンダーフリップをメイク(成功)させた選手です。
五輪の前哨戦とも言える2018年のXゲームズでも安定したジャンプでビッグエアを連覇。
今もっとも金メダルに近い選手はおそらく彼でしょう。
出典:obsessedentertainment.wordpress.com
マーク・マクモリス選手(カナダ)
カナダから2人目のイケメンスノボ王子の登場です(笑)
その童顔とは裏腹に、高難度のジャンプ連発でソチ五輪男子スロープスタイルでは銅メダル、Xゲームズでは金メダル6個と圧倒的な実力です。
2016年は大腿骨骨折の大怪我を負ってしまいましたが、2017年のXゲームズ男子ビッグエアでは銅メダルに輝き存在感をアピールしました。
1月27日米コロラドで行われた2018年のXゲームズでは惜しくも4位でしたが、五輪本番は彼のジャンプに注目です。




出典:https://twitter.com/markmcmorris
マーカス・クリーブランド選手(ノルウェー)
彗星のごとく現れたノルウェーの天才児マーカス君です。
2018年のXゲームズでは、男子スロープスタイルで昨年に続き連覇。
ビッグエアでは、若干18才にして世界でまだ数人しかできないバックサイドクワッドコーク1800をメイクし、銀メダルを獲得。
俄然注目度が増してきた選手なので、五輪での活躍が楽しみです。




出典:redbull.com
ジェイミー・アンダーソン選手(アメリカ)
ソチ五輪女子スロープスタイル金メダリスト。
身長160cmと欧米の選手としては決して大きいとは言えませんが、技はダイナミックそのもの!
すでにスロープスタイルでは無敵のベテラン選手ですが、ビッグエアの勇姿にも注目です。




出典:grindtv.com
ヘイリー・ラングランド選手(アメリカ)
まだ若い17才の女子高生!
2016年のXゲームズ女子スロープスタイルでは若干15歳で銅メダルを獲得。
すでにその片鱗を見せていましたが、2017年のXゲームズ女子ビッグエアでは男子選手顔負けのCABダブルコーク1080を披露し、ついに優勝を飾りました。
前項のマーカス・クリーブランド選手に引き続き、大注目のアップカマーです。




日本人選手はどうなんですか?
やっぱり、日本人選手のメダルが一番気になるところ。
私らくスノが勝手に選んだ注目選手を2名紹介したいと思います。
角野友基選手
ソチ五輪男子スロープスタイル代表選手です。
2015年USオープンスロープスタイル優勝、2016年Xゲームオスロ大会ビッグエア優勝など、実力は折り紙つきです。
本来角野選手はビッグエア競技が得意なので、今回ピョンチャン五輪で正式な種目になった事は、追い風となりました。
2016-17シーズンは怪我に泣かされましたが、オリンピックでの活躍に注目です。
【追記】
2017年12月の時点で、強化選手に選ばれていない角野選手はオリンピック出場の可能性がほぼなくなりました。




鬼塚雅選手
2014年バートンユーロオープン女子スロープスタイル2位、2015年世界選手権女子スロープスタイルを16歳3ヶ月で史上最年少優勝と、こちらも角野選手に引けを取らない活躍の鬼塚選手です。
2016年のドイツW杯ではビッグエア競技でも3位に輝いておりますし、まだまだ若いのでピョンチャンまでの成長も楽しみですね。




【2018年1月追記】
男子は大久保勇利選手、国武大晃選手、女子は鬼塚雅選手、藤森由香選手、広野あさみ選手、岩渕麗楽選手が代表に決定しました。
メダルが全てじゃないですが、このマイナー競技に注目が集まるのは五輪しかないので、やっぱり期待せずにはいられません(笑)
実績で申し上げると、現時点でメダルが狙えるのは鬼塚選手のみとなりますが、勝負に絶対は無いので全ての選手に頑張って欲しいです!
【2018年1月さらに追記】
16歳の女子高生・岩渕麗楽選手が世界最高峰の大会、2018Xゲームズアスペン大会で超高難易度の技バックサイドダブルコーク1080で銀メダルを獲得。
当日はコンディションが悪く、トップ選手が軒並みリタイアしたということもありましたが、ともあれこれは快挙です。
五輪でもメダルを期待しましょう!
【放送時間】
2月19日(月)女子ビッグエアー予選(9:20~)NHK
2月21日(水)男子ビッグエアー予選(9:30~)フジテレビ
2月23日(金)スノーボード 女子ビッグエアー 決勝(9:20~)NHK
2月24日(土)スノーボード 男子ビッグエアー 決勝(9:50~)NHK
※放送時間は予告無く変更する場合があります。
角野選手、鬼塚選手がビッグエアに強い理由とは?
ゲレンデの施設が整っているアメリカやカナダなどとは対照的に、日本のビッグエア競技の環境は決して良いとは言えません。
しかし、何故そんな日本から世界で戦える選手が登場してきているのでしょうか?
それはキングスの存在です。
キングスとはスノーボードジャンプが安全に練習できる施設のことです。(私らくスノも利用しております。)
【千葉キングス】




ご覧の通り、アプローチ(助走)は特殊なマットを使い滑ります。
そして、着地がエアマットなので、新技も安全に練習できるのです。
海外のトッププロもこの施設を見てビックリしたとか。
今回ご紹介した角野、鬼塚両選手も、キングスで練習しています。
今後も、このキングスから世界へ羽ばたいて行く選手が生まれてくる事でしょう。
ビッグエア競技の課題
私がビッグエアを含むスノーボード競技を愛するが故の改善して欲しい点も、ここに書いておこうと思います。
2回失敗するとほぼメダルの可能性が無くなる
現状のルールでは3本しか飛べませんので、2本失敗するとメダルは遠のきます。
全選手が平等なのでいたしかたない部分もあります。
しかし、転倒の可能性が非常に高いうえに、3本だと選手も大技を躊躇してしまうのです。(無難な技しかやらなくなる)
セッション制にするなど、もう少し演技の本数を増やしてもらいたいところです。
みんな同じ技しかやらない
オリンピックではジャッジが厳密になってくるので、みんな同じ技しかやらなくなるのです。
ハーフパイプではすでにこの弊害が生まれていました。
「ジャッジが厳密って当たり前でしょ!?」
確かに当たり前なんですが、本来のスノーボードフリースタイルは、その人のスタイル(個性)を重視するスポーツでした。
ですので、大会のジャッジも、技の難易度の他に会場の盛り上がりやノリで判定していた部分もあるのです。
しかし、個人ではなく国を代表とするオリンピックではそんなわけにはいきません。
特にビッグエアは演技構成があるわけでもなく一発勝負なので、高得点が狙える技だけの応酬で、興醒めしてしまう懸念があります。
TTRとFISの対立
どのスポーツでもそうですが、プロとしての競技が確立している場合、オリンピックとの共存が問題となっています。
代表的な競技はサッカーでしょう。
あくまで、トップ選手を出して欲しいIOC側と、それを渋るFIFA側。
スノーボード界はその対立が顕著です。
TTRはビッグエアを含むスノーボード競技のメジャー興業団体。(USオープン、エア&スタイルなど)
オリンピックやW杯を主催するFISは国際スキー連盟。
あれっと思いませんか?
はい、オリンピックのスノーボード競技を主導しているのが、なぜか国際スキー連盟なんです。
「スノーボード競技を国際スキー連盟が仕切るのはおかしいじゃないか!」
そう言って、スノーボーダーがFISに反発してできたような組織がTTR。
ですので、お互い仲が悪い…
FISはIOC(国際オリンピック委員会)からもらったお金をTTRに流さなかったり、お互い大会の日程を調整できなかったり…ルールもバラバラです。※双方に言い分があると思いますので、ここではどちらが悪いとは申しません。




なにより、TTRの成績はオリンピック出場には一切関係ありません。
なので、TTR主催の大会を中心に出場しているビッグエアのトップ選手も、オリンピック前年からちょくちょくFISの大会(W杯)に出場します。
FIS主催のW杯で点数を稼がないとオリンピックに出場できないからです。
両大会を股にかけるということで、選手はコンディションの調整も大変ですし可哀想ですね。
とにかく、サッカーのようにメジャースポーツではないスノーボード競技で、TTRとFISが対立してはダメなんです。
競技に命をかけている選手のため、そしてファンやスノーボード界の将来のために、両団体が協力体制を築いてくれることを切に願うのみです。
【追記】
2017年シーズン以前は、オリンピック以前に強化選手に選ばれないとFIS主催のワールドカップに出場できませんでした。
ワールドカップに出場できない=オリンピックに出場できない
ということなんです。
しかし、ルールの改訂でTTR主催の大会で一定の成績を収めれば、強化選手でなくてもFIS主催のワールドカップに出場できることになりました。
今後もこのような協力体制を築いて欲しいものです。
選手を統一ランキング制にする
前項に付随する内容ですが、現状各団体がバラバラに活動していますので、統一ランキングにすることが困難です。
個人競技(テニス、ボクシングなど)では当たり前のようにランキングがあります。
例えば、初めて見る方も、
「この人は世界ランク1位だから見よう!」
「日本人が○位なんだ〜」
「この人世界ランク30位なのに決勝に残ってる、すごいね!」
このように、観戦する際の目安になるのです。
今後、より見ていて楽しいビッグエア競技にするためにも、改善して欲しい点です。
収入面で夢がない
サッカー日本代表の本田圭佑選手は、グラウンドの外でも派手な服装と愛車のフェラーリが注目されます。
その派手な外見の理由を、本人は「子どもたちに夢を与えるため」と語っています。
私はその考えにとても感銘を受けました。
今回ビッグエアがオリンピック競技に選ばれたことは大変嬉しいことですが、現状スノーボード競技のみで生計を立てられる人は頂点のほんのわずかです。
ほとんどの選手は、たとえ才能があっても遠征費用さえ苦慮しています、夢がありません。
やはり、今プロで頑張っている人、これからプロを目指す人の賞金や給与を底上げする根本的な改善策は、TTRとFISが協力してスノーボード人口を増やすしかありません。
また、私もスノーボーダーの一人として、微力ながら少しでも未経験の方がスノーボードに触れる機会を増やせればと思い、このサイトを運営している次第です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビッグエア競技のルールや見どころを知っていると、何倍も楽しく観戦できます。
ぜひ、今まで興味が無かった方もテレビ中継をご覧いただければと思います。
注目を浴びることで、マイナー競技であるスノーボードビッグエアーが発展する原動力となるはずです。
参考になれば幸いです。